先日、新しく増設したSSD(ハードディスク)にデータを移動していたところ、処理の途中で「場所が利用できません」という見慣れないエラーが出ました。
コピーが中断されてしまったので原因を調べると、どうやらアクセスしたい場所(ハードディスク)の場所が参照できていない様子です。
エラーの原因と対処方法はエラーメッセージにも表示されていますが、この記事では画像も使いながら、解決時の流れをまとめました。
今回はSATAケーブルの不良が原因で、交換することで解決できました。
OneDriveで「場所が利用できません」が出る場合についても少し書きます。
この記事の目次
Windowsで「場所が利用できません」が出る時の確認
エラーの原因は結局パソコンとSSDを接続しているケーブルの不良だったのですが、そこから書くと伝わりにくいと思うのでエラーが発生した時の内容から書きます。
サブのPCにSSDを追加した後、Cドライブに保存していた動画ファイルを新しく追加したDドライブにコピーしていた時のことです。
途中までは順調に処理が進んでいたのですが、途中で見慣れないエラーが出ました。
D:¥動画¥は利用できません。このPC上の場所を指している場合は、デバイスやドライブが接続されているか、またはディスクが挿入されているかを確認してから、やり直してください。ネットワーク上の場所を指している場合は、ネットワークやインターネットに接続しているかどうかを確認してから、やり直してください。それでもその場所が見つからない場合は、その場所が移動または削除されている可能性があります。
「場所が利用できません」とあります。
ほう...どうやらコピー先の場所(フォルダ)が見つからないようです。
エラーが出るまで普通にコピーできており、パソコンを再起動すると治るのですが、またコピーを開始するとしばらくして同じエラーが発生するという症状です。
デバイスマネージャーで接続・認識されているか確認する
まずデバイスマネージャーでパソコンとSSDが接続されているかを確認してみます。
デスクトップの検索欄に「デバイスマネージャー」と入力し、起動します。
(余談ですが「hdwwiz.cpl」でも同じくデバイスマネージャーが開けます。)
デバイスマネージャーを開いたら「場所が利用できません」となっている場所が認識され、表示されているかどうか?を確認しましょう。
ん~既存のCドライブしか表示されていません...。
(追加したSSDの名前はCT500MX500SSD1です)
ということは新しく追加したSSDがパソコンに認識されていないわけです。
これが今回の「場所が利用できません」のエラーの原因です。
補足
ここで「デバイスが無効」になっていても同じエラーが出ます。
ないと思いますが一応補足しておきます。
SSDやHDDで「場所が利用できません」が出たらケーブルの接続を確認しよう
SSD(HDD)にアクセス中、またはアクセスしようとした時に「場所が利用できません」というエラーが出るなら、パソコンとストレージの接続不良がエラーの原因になっている可能性が高いです。
ここで疑わしいのが通信用のSATAケーブル、電源供給用のSATA電源ケーブルです。
どちらか一方にでも不具合があると、SSDの接続が途切れてパソコンがストレージを認識できなくなり、場所がないよ!と言われます。
今回はデスクトップパソコンなので開けてケーブルを確認します。
ノートパソコンの場合は確認が難しいと思うので、参考までにどうぞ...。
作業時の注意点
パソコンの電源はOFFで。一応コンセントも抜いておくと安心です。
一度ケーブルを抜いてみてしっかりと差し込んでみます。
そしてパソコンを再起動し、再度デバイスマネージャーで確認してみます。
すると追加したSSDである「CT500MX500SSD1」が表示されていました。
定期的にエラーが出るようならケーブル交換
ケーブルを接続しなおしたところ、この日はうまくコピーできたのですが、後日また「場所が利用できません」のエラーが出てしまいました。
再度SATAケーブルを確認したところ、抜けかけている感じも汚い感じもなかったのですが、別のパソコンに使っていた中古のSATAケーブルだったのでダメそうです。
パソコンを再起動すれば治るのですが、データが飛ぶと嫌なのでここらでケーブルを交換しようと思いました。(そう簡単には飛ばない様子ですが...)
SATA電源ケーブルは電源ユニットから何本も出ているので一応別のケーブルに変更。
肝心の通信用ケーブルは新品を購入しました。
ケーブルなのでさすがに安いです。
どうせ交換するなら通信規格は新しいものにしましょう。
コネクターの形状は「ストレート」と「L字」の2種類がありますがお好みで!
OneDriveで「場所が利用できません」が出る場合
続いてOneDriveで「場所が利用できません」が出る時についても少し...。
過去にOneDriveのアカウントにログインしたことがあると、クイックアクセスなどにOneDriveのフォルダが表示されることがあります。
このフォルダをOneDriveからログアウトした状態で開こうとしても同じエラーが出ました。クラウドのファイルなのでインターネットに接続しており、なおかつログインしていないと場所が利用できないということだと思います。
追記
1度ログインして同期が完了しているファイルならエラーは出ませんでした。
OneDriveで「場所が利用できません」が出る場合は、ログインすればアクセスできるようになるはずです。また、OneDriveを使わないならフォルダ名の上で右クリックを押して「クイックアクセスから削除」などを押してショートカットを削除してしまえば良いと思います。
まとめ
以上、Windowsのエクスプローラーで「場所が利用できません」というエラーが出た時の確認と対処方法でした。
結構長くなってしまいましたが、まとめると以下のような感じだと思います。
- SSD/HDDなどの場合:接続・認識・無効になっていないか確認する。
- クラウドソフトの場合:インターネットの接続とログイン状態の確認する。
- CD/DVDドライブの場合:パソコンとの接続確認・ディスクの確認する。
以上を確認して、フォルダにアクセスできる状態にすれば「場所が利用できません」は解決できるはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではではこのへんで・w・