Google Chromeでブックマーク(お気に入り)をエクスポートし、バックアップを保存しておく方法を詳しくまとめました。
ブックマークはHTML形式のファイルとしてダウンロードすることができ、これを使えばいつでもその時点のブックマークを復元することが出来ます。
また、このHTMLファイルは他のブラウザにインポートすることも可能です。
Chromeの場合はGoogleアカウント上にもブックマークが保存されていることがあるので、こちらについてもご紹介します。
Chromeのブックマークマネージャでエクスポートする方法が簡単でお勧め!
この記事の目次
Chrome:ブックマークのエクスポート方法
早速ですが、Google Chromeでブックマーク(お気に入り)のデータをエクスポートしてバックアップを保存するには以下の2つの方法があります。
- Chromeのブックマークマネージャを使ってHTML形式のデータを保存する。
- 同期したGoogleアカウントからブックマーク(HTML形式)を保存する。
どちらの方法でも「Bookmarks.html」というブックマークが保存されたファイルをダウンロードし、保存しておくことが可能です。
ポイント
ChromeではブックマークのバックアップはHTML形式のものをインポートすることで、その時点のブックマークを使用(復元)することができます。
HTML形式のブックマークデータさえあれば、ブックマークが消えてしまっても簡単に復元できます。万が一に備えて定期的にバックアップを取っておきましょう!
ブックマークの保存先や、実際に使用されるBookmarksについては後述します。
また、逆のインポート方法については別の記事(↓)で詳しく解説しています。
ブックマークマネージャでエクスポートする
Chromeのブックマークをエクスポートし、ダウンロードするのに最も簡単で確実な方法がブックマークマネージャを使用する方法です。
詳しい手順は以下です。
Chromeを起動し、ブックマークマネージャの画面に進みます。
Chrome画面右上にあるメニュー()からブックマークに進み、その中にあるブックマークマネージャを起動します。
ブックマークマネージャが開いたら、画面内のメニュー()をクリックします。
「ブックマークをエクスポート」を押しましょう。
あとはbookmarks.htmlのダウンロード先を選んで保存すればOKです。
これがChromeのブックマークのバックアップファイルとなります。
こちらのファイルをブックマークマネージャでインポートすれば、bookmarks.htmlを取得した時のブックマークがChromeに適用されます。
Googleアカウントでブックマークを取得する
続いて、Googleアカウントからbookmarks.htmlをダウンロードする方法です。
Googleアカウントを使用しており、同期を有効化していればChromeのブックマークもアカウント上(ネット上)に保存されています。
アカウント同期時のブックマークを入手したい時はこの方法がお勧めです。
詳しい手順は以下です。
まずGoogleアカウントにログインします。
Chromeの画面右上にあるアカウントマークを押して「Googleアカウントを管理」に進みましょう。
Googleアカウントの管理画面が開いたら、メニューから「データとプライバシー」を開きます。
ページをスクロールしていくと「データをダウンロード」というのがあるのでこちらのページに進みます。
Googleデータエクスポートという画面で必要なデータにチェックを入れます。
今回はChromeのブックマークが欲しいので、Chromeだけにチェックを入れました。
ポイント
Chromeの拡張機能や自動入力データなども一緒にエクスポートされます。
ブックマークのみに絞ることも出来ますが、Chromeで使用されるデータは全てダウンロードしておくのがお勧めです。
Googleアカウントからダウンロードしたいデータにチェックを入れたら、ページ下部にある「次のステップ」をクリックします。
次の画面で「ファイル形式、エクスポート回数、エクスポート先」を選びます。
基本的にはそのままの設定で問題ないでしょう。
「エクスポートを作成」で選択したデータのダウンロード準備が開始されます。
ポイント
選択したデータの種類が多いとそこそこ時間がかかります。
Chromeのみのチェックだと数分程度でダウンロードが可能になりました。
準備が完了したらデータをエクスポートする
Googleデータエクスポートでデータの準備が完了したらダウンロードします。
作成されたデータは「Googleアカウント管理>データとプライバシー>データをダウンロード>エクスポートの管理」からダウンロードすることができます。
「Googleデータエクスポート」の画面を開き、エクスポートを管理に進みます。
準備が完了していれば、ダウンロードボタンが押せます。
ダウンロードした圧縮ファイルは「takeout-xxx」という名前でした。
ZIPで圧縮されているので、実際に使う時は解凍してから使います。
中身はChromeで使用するデータがそれぞれの拡張子で入っています。
このファイルの対応表は以下です。
Autofill.json | 自動入力データ |
Bookmarks.html | ブックマークデータ |
BrowserHistory.json | ブラウザの履歴 |
Dictionary.csv | 辞書データ |
Extensions.json | Chrome拡張機能 |
SearchEngines.json | 検索エンジンデータ |
SyncSettings.json | 同期設定のデータ |
Bookmarks.htmlをブックマークマネージャなどでインポートすることで、その時点のブックマークを使用することができます。
Chromeのブックマークの保存先
最後にChromeのブックマークの保存先についてです。
ブックマークデータは「Bookmarks.html」であり、これがバックアップになるという事でしたが、パソコン内に保存されたブックマークはこの名前ではなく、ただの「Bookmarks」というファイルになっています。
例として、Windowsでの保存先は以下です。
PC > Cドライブ > ユーザー > ユーザー名 > AppData > Local > Google > Chrome > User Data > Default > Bookmarks
ポイント
AppDataフォルダは隠しファイルになっているので、フォルダオプションなどで表示するように設定変更しないと見えません。
なおMacやPCの環境によっては違う名前かもしれませんので、各自お調べ下さい。
自動バックアップファイル:Bookmarks.bak
Chromeのブックマークはデバイス(パソコン)内に「Bookmarks.bak」として一定の期間でバックアップファイルが自動生成されています。
ブックマークのバックアップを全く保存していない状態で、ブックマークが消えてしまった場合の最終手段として「Bookmarks.bak」が使えるかもしれません。
運が良ければこのファイルを使ってブックマークを復元することができます。
こちらはJSON形式で書かれたテキストファイルなので、そのままインポートすることは出来ませんが、HTML形式に変換すれば使用することが可能です。
ポイント
Bookmarks.bakですが、どのタイミングで生成されているのか不明です。
あくまで残っていたらラッキーくらいの感じです。
Chromeのブックマークのバックアップとして「Bookmarks.bak」を当てにするのは良くありません。
「Bookmarks.html」の方をバックアップデータとして保存しておきましょう。
まとめ
以上、Chromeのブックマークをエクスポートしてバックアップをダウンロードする方法でした。
長くなりましたが「Bookmarks.html」さえ保存しておけばOKです。
ブックマークマネージャを使えばすぐにダウンロードすることができ、その他の手段としてはGoogleアカウントのデータとしてもダウンロードすることができます。
かくいう筆者ですが、つい先日Chromeを再インストールした時にブックマークが全て消えましたw同期していたはず…と思っていたのですが、同期できておらず、Bookmark.bakも使えずで結局諦めました。
数が多いと、ブックマークは消えてしまうと完全に再現して戻すことは不可能です。
年に1度でも良いのでバックアップを取っておけば地獄を見なくて済みます。
まだの方は“今から”バックアップを取って下さい!( ´艸`)
ではではこの辺で・w・