Chromeは他のブラウザと比べるとブラウザキャッシュが強く残る印象です。
特にサイト開発者にとってはブラウザキャッシュが根強く残っているとサイトの変更内容が反映されないなど、しばし厄介になります。
削除はブラウザの管理画面から行えますが、いちいち削除するのは面倒!!
そんな時は今回紹介するChrome拡張機能の「Clear Cache」を使えばキャッシュやクッキーなどの削除したい項目、そして削除したい期間を一度設定しておけばあとはワンクリックで削除することができ非常に便利です。
入力履歴や閲覧履歴、ダウンロード履歴などのデータも一発削除できます!
この記事の目次
Chrome拡張機能「Clear Cache」の使い方
画像が変更されない、CSSが反映されない、リダイレクトが反映されないetc…
そんな時の原因のほとんどがキャッシュです。
たいていは「Shift + F5」のスーパーリロードで解決できるのですが、リダイレクトキャッシュなど中にはこの方法では解決できず、ブラウザの設定画面から削除作業を行わないと解決できないものもあります。
この場合、毎回管理画面から削除する必要があるのですが少し面倒です。
そんな時に便利なのが「Clear Cache」というChromeの拡張機能です。
ココがおすすめ
- ワンクリックでキャッシュやcookie情報などを削除可能
- Webフォームへの入力履歴やサイトの閲覧履歴も削除可能
- 削除する項目、削除する期間を詳細に選ぶことが可能
- 設定画面は全てチェックボタンでとても簡単
少し使ってみたのですが、とにかくオプションが豊富で便利です!
この後詳しく書いていますので気になった方は是非チェックして下さい・w・
Clear Cacheのインストール
Chromeの拡張機能なので公式サイトからインストールできます。
外部リンク
【公式サイト】
Clear Cache - Chrome ウェブストア
まずは上記のサイトにアクセスし「Clear Cache」をインストールしましょう。
ChromeブラウザでChromeウェブストアを開き画面右上にある「Chromeに追加」をクリックします。
確認画面が出るので「拡張機能を追加」をクリック。
「Clear Cache」の設定画面が開き、拡張機能がインストールされます。
この拡張機能を使用するには、このアイコンをクリックします。
とあるように今後キャッシュ等のデータを削除するには「Clear Cache」のアイコン(トライアングル?)をクリックするだけでOKです!
拡張機能の固定
このまま設定に進みたいところですが、まずは拡張機能を固定しましょう。
固定すると拡張機能のアイコンがChromeの画面上に表示されるようになります。
Chromeの画面右上にある拡張機能(ピースマーク)をクリックします。
するとインストールされている拡張機能が一覧表示されますので、「Clear Cache」のピンマークをクリックして拡張機能を固定します。
これで更にアイコンをクリックしやすくなりました。
Clear Cacheの設定方法
ではアイコンをクリックした時に削除するデータと削除する期間を設定しましょう。
設定画面の開き方は後述しています。閉じてしまった方はそちらでご確認下さい。
「Clear Cache」の設定画面は英語です。順番に確認していきます。
Reload
アイコンをクリックした時に画面を自動的にリロードして読み込むかどうか。
これはチェックしておくと再読み込みされて分かりやすいのでチェック推奨です。
Data to Remove
アイコンをクリックした時にどのデータを削除するかの設定です。
よく使うであろう項目は太字にしました。
- App Cache:アプリケーションキャッシュ
オフラインでもアプリを実行できるようにブラウザがキャッシュする。 - Cache:通称ブラウザキャッシュ
デフォルトではこれのみ有効。Webページのテキスト情報などのキャッシュ。 - Cache Storage:App Cacheとセットで使用?
Service Workerに使用されるキャッシュオブジェクトストレージ。 - Cookies:クッキー情報
ショッピングカートの中身など、結構削除したい場合も多いCookie。 - Downloads:ダウンロードファイルのリスト
ダウンロード履歴です。もちろん保存したファイルは削除されません。 - File Systems:ファイルシステムのキャッシュ
Ctrl+Sで保存などを行うChrome APIのキャッシュのようです。 - Form Data:フォームデータ
Webフォームへの入力履歴です。自動表示されるアレ。 - History:閲覧履歴
過去にアクセスしたWebサイトの閲覧情報です。 - Indexed DB:Indexed Database APIのキャッシュ
構造化データをブラウザに保存することで高速化する仕組みなのだそう... - Local Storage:DOMストレージ
ブラウザがローカルに持つストレージ。Cookieとよく似ている。 - Plugin Data:NPAPI ClearSiteData APIのデータ
玄人向け過ぎて分かりません…Adobe flashなどに利用? - Passwords:ブラウザに保存されたパスワード
ユーザ名とパスワードの記録です。 - Service Workers:App Cacheとセットで使用?
既にあるCache Storageとの違いが不明。 - WebSQL:データベースキャッシュ
Indexed DBとセットで削除する?
設定できる項目が多すぎます。良いことですが…
サイト開発者なら「Cache」と場合によって「Cookies」。
ネットサーフメインなら「Form Data」と「History」あたりにチェックを入れておくと便利そうですね・w・
Time Period
先ほどのData to Removeで選んだデータをどの期間で削除するかの設定です。
- Last Hour:直近1時間
- Last Day:当日分
- Last Week:1週間分
- Last Month:1月分
- Everything:全期間
初期設定ではLast Hourとなっていますので、直前1時間分が削除されます。
開発者の方なら短め、ネットサーフメインなら長めになりそうですね。
キーボードのショートカットも振り分けれるようですが、ここでは割愛します。
設定画面(Clear Cache Options)の開き方
最後にプラグインの設定画面を開く方法です。
削除するデータや削除する期間を変更したい場合はこの方法でClear Cacheの設定画面を開くことが出来ます。
設定画面の開き方その1
Chromeの画面上部のURL欄に下記をコピペすれば開けます。
【Clear Cache Options】
chrome-extension://cppjkneekbjaeellbfkmgnhonkkjfpdn/options.html#
これが速くて簡単ではあります。
設定画面の開き方その2
続いて画面から移動する方法です。
Clear Cacheのアイコンを右クリックし「拡張機能を管理」をクリックします。
画面が開いたら「拡張機能のオプション」をクリックすればClear Cacheの設定画面に移動することが出来ます。
まとめ
以上、1クリックで様々なブラウザキャッシュを削除してくれるChrome拡張機能「Clear Cache」の使い方でした。
記事執筆時に初めて気が付いたのですが、凄くマニアックなキャッシュまで1発削除してくれるようです。入力履歴の削除や閲覧履歴の削除もできるのでサイト開発だけでなく、普段のネットサーフにも使えそうですね・w・