Windowsのコマンドプロンプトで文字色や背景色などを変更する方法2つです。
初期設定のコマンドプロンプトでは「文字が白色」、「背景が黒色」という配色になっていますが、これは設定で好きな色に変更することが出来ます。
特にデフォルトの「白と黒の配色」はコントラスト比が比較的大きい組み合わせなので、変更することで目の疲れを軽減できるかもしれません。
colorコマンドは一時的に色を変更するだけなので、プロパティから変更する方法がお勧めです。
この記事の目次
コマンドプロンプトの色を変更する方法
コマンドプロンプトの初期の配色がイヤになったなら色を変更しましょう!
理由は様々だと思いますが、主に目の疲れの軽減かやる気アップあたりが目的になると思います。デフォルトの見た目が映えないというのが一番多い理由かも?
この記事の内容は明確なので、前置きはこの辺までにしておきます。
早速ですが、コマンドプロンプトの色を変更する方法は主に以下の2つです。
- コマンドプロンプトの「プロパティ」から変更する。
- コマンドプロンプトで「colorコマンド」を実行する。
上記のどちらの方法を使っても色を変えることが出来ます。
ただし、colorコマンドを使う方法は一時的に色を変更するだけなので、変更した色をそのまま使い続けたいなら「プロパティ」から色の変更を行うようにしましょう。
詳しくは記事を読み進めていただければ伝わるかと思います。
では、コマンドプロンプトの色を変える方法を詳しく見ていきましょう・w・
方法1.プロパティからコマンドプロンプトの色を変更する
まずはコマンドプロンプトの「プロパティ」から色を変更する方法です。
プロパティから文字色や背景色を変えれば、コマンドプロンプトを再起動しても色が変更されたままになります。
つまり、この方法は色の変更設定をコマンドプロンプトに保存する方法と言えます。
プロパティを開くには、コマンドプロンプトのタブ上で右クリックを押し、メニューが出てきたらそのまま「プロパティ」を開けばOKです。
プロパティが開いたら「画面の色」というタブで色の変更ができます。
ここからコマンドプロンプトの画面、及びポップアップの「文字」と「背景」を好きな色に変更しましょう。(ポップアップについては後述しています。)
RGBを直接指定するほか、デフォルトで用意されている色をクリックすればその色に一発で変更することができます。
好きな色に変更したら「OK」を押せばすぐにコマンドプロンプトに反映されます。
ここでは「画面の文字」を緑色に変更してみました。上の画像では途中から文字色が変更されているのが分かるかと思います。
コマンドプロンプトの「プロパティ」から色を変更した場合は、コマンドプロンプトを再起動しても設定した色がそのままになります。(元の白色に戻らない)
次のcolorコマンドで色を変更したけど、毎回デフォルトの色に戻ってしまう!という人はこのようにプロパティから色を変更しましょう。
方法2.colorコマンドでコマンドプロンプトの色を変更する
続いて、colorコマンドを実行して色を変更する方法です。
colorコマンドは一時的に色を変更するだけなので、コマンドプロンプトを再起動すると変更した色が元に戻ってしまう点に気を付けて下さい。
つまり、この方法で色を変えてもコマンドプロンプトに色の設定は保存されません。
先ほど紹介した、プロパティはコマンドプロンプト全体の設定ですが、colorコマンドはその名の通り色を変更するコマンドなので、colorを実行したコマンドプロンプトの画面の色だけが一時的に変わるという感じですね。
ではcolorコマンドの使い方について見ていきましょう・w・
コマンドの説明はコマンドプロンプトから確認できますが、分かりにくいです...。
ということで、使い方のポイントを分かりやすくまとめておきます。
colorコマンドの使い方
colorコマンドを使う際のポイントは以下の通りです。
ずらずら書くよりも一覧が分かりやすいかなと思いましたので、一覧です。
まずcolorの基本形は以下の形です。
COLOR [属性]
ポイント
- コマンドの名前はCOLORでもcolorでもOK。
- 使える色は16進数(0~F)であらかじめ用意された値。
- 説明にある「前景は文字色」で「背景が画面の背景色」。
コマンド実行例(画像)
はじめは順番に書こうと思ったのですが、コマンド実行時の例も一覧にしました。
各colorコマンド実行時の動作内容
以下は各コマンドを叩いた時にどのような動作になるかの一覧です。
各colorコマンド実行時の動作(x、yは0~Fの16進数) | |
入力するコマンド | 動作内容 |
color x | 文字色がxに変更される。 |
color xy | 文字色がxに、背景色がyに変更される。 |
color | コマンドプロンプト起動時の色に戻る。 |
color xx | 文字色=背景色の指定は読めなくなるので無効。 |
colorコマンドで指定できる16進数(色)
colorに指定できる16進数は、コマンドプロンプトのプロパティにあらかじめ用意されているデフォルト色と対応しています。
0 = 黒■ | 1 = 青■ | 2 = 緑■ | 3 = 水色■ |
4 = 赤■ | 5 = 紫■ | 6 = 黄色■ | 7 =白■ |
8 = 灰色■ | 9 = 明るい青■ | A = 明るい緑■ | B = 明るい水色■ |
C = 明るい赤■ | D = 明るい紫■ | E =明るい黄色■ | F = 輝く白(■) |
この記事を書いていて「輝く白?」とは思っていたのですが、真っ白(#ffffff)がこれなんですね。そしてデフォルトの白色(#c0c0c0)が真っ白ではないという事が判明。
コマンドプロンプトのデフォルトの文字色(白)は初めから目が疲れにくいように、真っ白よりも少し暗めの白になっているんですね!
力を入れて書きましたが、colorコマンドは一時的に文字と背景の色を変更するだけなので、あまり使いものにならないと思います…。
コマンドプロンプトの「ポップアップ」とは?
最後にコマンドプロンプトのポップアップについて補足です。
コマンドプロンプトのプロパティでは文字や背景色の他に「ポップアップの文字」と「ポップアップの背景」というものも変更できますが、これは一体何なのか?
コマンドプロンプトのポップアップは、入力したコマンドの履歴などを表示したい時に、コマンドプロンプトから立ち上げられる別の画面のことです。
コマンドプロンプトで「F7」を押せば、入力したコマンドの履歴が表示されます。
この画面がポップアップと呼ばれるものです。
ちなみにこのポップアップ画面ではコピーや実行も出来るのですが、ここでは割愛。ポップアップを閉じるには「ESC」キーを押せばOKです。
話がそれましたが、コマンドプロンプトのプロパティからはポップアップ画面の文字や背景の色も必要に応じて変更することが出来るわけです。
まとめ
長くなりましたが、Windowsのコマンドプロンプトで文字色や背景色を変更する2つの方法でした。
目が疲れにくい配色については個人差がありますが、文字色と背景色のコントラスト比が極端に高くない色の組み合わせが良いです。特に「明るいxx系」という色はRGBの各値が最大値になる色のようなので目が疲れやすいかもです。
0の黒背景に2の緑の組み合わせは視覚性も良く、何より映画に出てくるハッカー感が出るので、コマンドプロンプトが一層映えるので個人的にオススメですw
かく言う僕はスクショ用にデフォルトの色を使っていますけどね!
ではではこのへんで・w・