パソコンのWindows10を更新したところ、アップデート後にCドライブの容量が極端に減ったので何事かと思ったのですが、原因はアップデート前に自動作成されたWindows.oldというファイルでした。
41.9GBもあり、ストレージを圧迫しているため思い切って削除しました。
その時に行ったWindows.oldの確認方法と削除方法をまとめます。
一時ファイルはPCに何か動作に問題が起こらない限り、今後使うことがないファイルなのでドライブの空き容量を増やしたければ削除するのもアリです。
この記事の目次
ストレージの確認と一時ファイルの削除方法
Windowsの大型アップデートではアップデート後に不具合が出た際に以前の状態に戻せるようにWindows.oldというバックアップファイルが自動作成されることがあるようです。
自動作成されたWindows.oldは一時ファイルという場所に入っています。
今回この容量を確認し、削除します。
ポイント
その他の原因も多数あります。
例えばスマホを接続したときにiTunesで自動バックアップが作成されていた!
などなど...
まずは何が原因でストレージを圧迫しているのか確認するところから始めましょう。
ストレージ(記憶域)の使用率を調べる
Windows10アップデート後にCドライブの容量が減ったのは分かっているのですが、何のデータがCドライブを圧迫したのか確認します。
デスクトップ左下のWindowsマークから「設定」をクリックします。
システムに進みましょう。
左側のメニューから記憶域を選択します。
もともとストレージ使用率が高いものTOP2のみの表示ですが、表示するカテゴリを増やすをクリックすれば更に多くの項目が確認可能です。
この中の一時ファイルを確認します。
すぐに削除できるファイルの一覧を表示するのに少し時間がかかります...
ありました。
「以前のWindowsのインストール」という項目。アップデートごとに蓄積されているようで、41.9GBもありました...
どうやら「Windows.old」という名前のフォルダにアップデート前のバックアップが残されているらしいです...
この項目にチェックして、ファイルの削除を選択すると消すことが出来ます。
参考
削除前の確認画面が出ませんでした。心配な方は↓に「ディスクのクリーンアップから削除する方法」もご紹介しているのでそちらもご確認下さい。
ちなみにCドライブ以外(Dドライブなど)のドライブの容量を確認するには「他のドライブの記憶領域利用状況を表示する」を選択すればOKです。
Windows.oldを削除する方法
先ほどの一時ファイル一覧の画面から削除する項目にチェックマークを入れてファイルの削除でももちろんOKです。
また、ディスクのクリーンアップから削除することも可能ですので方法2としてご紹介しておきます。
ローカルディスク(C:)を右クリック。
出てきたメニューのプロパティを開きます
。
ディスクのクリーンアップをクリック。
続いてシステムファイルのクリーンアップを押します。(管理者権限が必要)
ディスクのスキャンに少し時間がかかります...
先ほど確認したものと同じ「以前のWindowsのインストール」という項目がありました。
チェックマークを入れてOKを押すと、「これらのファイルを完全に削除しますか?」と聞かれます。
「ファイルの削除」をクリックすると最終確認画面が出ます。
以前のWindowsのインストールまたは一時ファイルをクリーンアップすると、コンピュータを以前のバージョンのWindowsに復元することはできなくなります。大丈夫?という旨です。
放置しておいてもWindows.oldフォルダは約一か月?で削除されるとのことなのでCドライブに余裕がある方は放っておいてもいいかもしれません。
そういえば、Windows8→10にアップグレードした後も約一か月間は8に戻すことが出来ましたが、恐らくこいつの保存期間内ならバックアップから復元しますよ!とのことだったのですね。
僕はアップデート後一週間ほど利用しても何も問題がなかったので、消しました。
ローカルディスク(C:)内にWindows.oldというファイルも確認でき、作成日時がアップデート終了後の時刻と一致していたのでこいつが原因でドライブCの容量が急激に無くなったのは間違いなさそうです。
いきなり数十ギガ容量が増えているとドキッとするよね...
Windows10アップデート中の容量の増え方
こちらからおまけです。
サブのPCでアップデートを行う際にいつどのように一時ファイルが増えていくのかを追ってみました。
アプリのタイルがライトとダークを選べるようになったり、Webサイトのタブを保持できるようになったり、Alt+TabでWebページを切り替えたり...
そんな機能が追加された比較的大きめのアップデートだったので二段階でインストールが行われました。

アップデート開始前は空き容量162GB
アップデート前のCドライブの空き容量は162GB!メモメモ…

アップデートファイルのダウンロード終了時
アップデートファイルのダウンロードが終了したとき1GB減って空き容量は161GBに。
新品購入して今回が初めての?Windowsアップデートなので一時ファイルは僅か193MB!

1回目のインストール終了後
一回目のインストールが終了した後一時ファイルが17.1GBに一気に増え、空き容量150GB。
そしてアプリと機能が13.8GB→12.4GBになり、マイナス1.4GB…な~ぜ~...
インストール終了後分かったのですが、たぶん8GadgetPackが廃止されたためでしょう。使ったことないまま終わってしまった...

二回目のインストール途中
二回目のインストールの途中のスクショです。
一時ファイルが一旦減り、14.6GBに...アプリと機能は再び増え、0.7GBプラスで13.1GBに。システムと予約済みも微妙に増えてますね。
Cドライブの空き容量147GB。

Windowsアップデート終了後
Windowsアップデートが完全に終わりました。
二回目の途中と比べ、システムと予約済みと一時ファイルがまた増えています。
空き容量142GBに。
Windowsアップデート前と後の比較
少し見にくかったので、今回のWindowsアップデート前と後で容量がどのように変化したかの比較です。
- 一時ファイルの容量
193MB → 18.5GB(+18.3GB) - システムと予約済みの容量
45.5GB → 47.3GB(+1.8GB) - アプリと機能の容量
13.8GB → 13.1GB(-0.7GB)
上記の「一時ファイル」+「システムと予約済」+「アプリと機能」を計算すると18.3+1.8-0.7=約19.4GBの増量となりました。
- ドライブの空き容量(アップデートファイルダウンロード前から完了後)
162GB → 142GB(-20GB)
Windows.oldを含む復元用のバックアップが作成されたりシステムが肥大化したことにより、一回の大型アップデートを行っただけで約20GBのストレージを消費していました!
約1週間後のストレージ
約1週間後に確認したストレージです。
システムと予約済みが約7GB減ってます。
一時ファイルが約4.7GB減ってます
Cドライブは142GBから153GBまで増えてます。
やはりアップデート後不具合が無ければ不要な一時ファイルやシステムファイルは自動的に削除されていくのでしょうか…
まとめ
Windowsの大型アップデート後には数十ギガバイトの容量が減る可能性がある。
アップデート後しばらく使ってみて不具合が無ければWindows.oldフォルダを消してしまうのもアリ!
復旧ポイントは自分で作ることも可能なので、DドライブなどCドライブよりも余裕のあるストレージに自分で作るのもアリかと思いました。