BIOS(バイオス)のスクリーンショットを撮る方法。

BIOS(バイオス)-スクリーンショットの撮り方_eyecatch

パソコンのBIOS(バイオス)画面のスクリーンショットを撮る方法です。

OSがまだ起動していないBIOS画面では、通常のスクリーンショットの方法では画面キャプチャーを撮ることは出来ませんが、USBやSDカードを使用すれば簡単にBIOS画面のスクショを撮ることが出来ます。

やり方は簡単なので記事の前半でスクショ手順、後半でポイントを解説します。

UEFI BIOSのやり方ですが、現在のほとんどのパソコンがこのタイプです。

BIOS(バイオス)画面のスクリーンショットを撮る方法

はじめに...この記事をご覧の方はパソコンに詳しい人が多いと思いますので、記事の前半でBIOSのスクリーンショットを撮る方法・手順をサクッと解説していきます。

BIOSはOSが起動する前の状態なので「PrintScreen」等のショートカットをはじめ、キャプチャーソフトなどが一切使えません...。この時点で面倒くさそうなのですが、今時のUEFI BIOSが搭載されているPCなら簡単にスクショを撮ることが可能です。

参考

UEFI BIOSはBIOSの画面でもマウスが使えるタイプのBIOSで、今はこのようなマザーボード、BIOSが搭載されているパソコンが多いです。

長々書いても仕方ないので早速参りましょう・w・
今回はASUSのZ170-Aというマザーボードを使って解説します。

BIOS(バイオス)-スクリーンショットの撮り方_001

ASUS-Z170-AのBIOS画面のスクリーンショット

これが実際にBIOSのスクリーンショットを撮影した画像です。普通に綺麗ですね!

BIOSのスクショを撮る手順(UEFI BIOS)

今回の方法でBIOSのスクリーンショットを撮るのに必要なものが以下です。

必要なモノ

  • UEFIタイプのBIOS(マザーボード)が搭載されたパソコン
  • ファイルシステムがFAT32(FAT)のUSB/SDなどの外部ストレージ

とにかくUSBさえあれば大丈夫です。容量も小さいのでOK!

そしてBIOSのスクリーンショットを撮る手順が以下です。

作業手順

  1. FAT32のUSBをパソコンに挿す。
  2. 再起動して「F2」や「Del」でBIOSに入る。
  3. BIOS画面で「F12」または「PrintScreen」を押す。
  4. スクリーンショットの保存場所を選び、保存する。

これだけです。

UEFI BIOSかどうかの確認や、USBのファイルシステムについては後ほど詳しく解説しますが、間違っていてもスクショがうまく撮れないだけで別に壊れたりしません。

すごく無責任な言い方ですが、BOISが分かるレベルの人なら先にスクリーンショットが撮れるかどうかを1度試してみた方が速いです。

BIOS画面をスクショする為だけにUSBをフォーマットするのもアレですからね~。

BIOSのスクリーンショットの保存先と拡張子

やり方を詳しく書く前にもう1つ事前補足です。

BIOSをスクリーンショットした際のスクショ画像の保存先はUSB/SDなど、パソコンに繋いだ外部ストレージのディレクトリ直下(開いたところ)になります。

BIOS(バイオス)-スクリーンショットの撮り方_002

BIOSのスクリーンショットの保存先はUSB/SDのディレクトリ直下

そしてスクリーンショットの拡張子は「.BMP」という拡張子になります。
これだけです。スクショした画像が迷子になることもないと思います。

では実際に、BIOSのスクリーンショットを撮る作業を画像付きで詳しく解説します。

手順1.FAT32のUSB/SD等を用意する

まずはBIOSのスクショの保存先であるUSB、またはSDなどを用意しましょう。

BIOS(バイオス)-スクリーンショットの撮り方_003

1.ファイルシステムがFAT32(FAT)のUSBを用意する

普通のUSBならファイルシステムは初めから大体FAT32(FAT)になっています。
気になる方はUSBのプロパティなどからファイルシステムを確認して下さい。

今回は512MBのUSBを使います。
中学生の時に学校で使うために購入したとても古いUSBですが、これで十分!

手順2.USBをパソコンに接続して再起動する

続いて、用意したUSBをパソコンに挿します。

BIOS(バイオス)-スクリーンショットの撮り方_004

2.USBをパソコンに接続して再起動する

これ、画像要りませんね・w・
USBをパソコンに差し込んだらこのまま再起動し、途中でBIOSに入ります。

手順3.BIOSでスクリーンショットを撮る

再起動したら起動途中で「F2」キーや「Del」キーを押してBIOSに入りましょう。
BIOSに入るために押すキーはマザーボードによって異なりますが、この記事をお読みの方は既にご存じかと思います。

もし分からなければマザーボードの取り扱い説明書や公式サイトでご確認下さい!

「F12」または「PrintScreen」でスクショを撮影する

BIOSに入ったらそのまま

「F12」または「PrintScreen」

を押してスクリーンショットを撮ります。
これもキーが異なる場合があるのですが、基本「F12」で撮れるはずです。

もし無理ならBIOSのヘルプなどを確認して下さい。F1~F12を適当に押すという力技でも良いですが、別のメニューが開く可能性もあるので慣れない方は慎重に。

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3.BIOS画面で「F12」または「PrintScreen」を押す

USBフラッシュドライブを選択してください。

のような一文が出ると思います。

ここで先ほど差し込んでおいたストレージ(USB)を選んでクリックします。

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4.BIOSのスクリーンショットがUSBに保存される

スクリーンキャプチャーは成功しました

のような一文が出ればスクリーンショットが撮れ、USBに保存されています。
確認したら「Exit」などを押してBIOSを終了しましょう。

USB/SDに画像が保存されているか確認する

BIOSでスクリーンショットを撮影し、Exitしたら、いつも通りOSを起動して接続したUSB/SDを開いてみて下さい。

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5.スクリーンショットはストレージ直下に保存される

BIOSのスクリーンショットはUSBやSDをそのまま開いたところ、つまりストレージのディレクトリ直下に保存されているはずです。

参考

スクリーンショットの拡張子は「.BMP」ですが、他の拡張子に変更することも可能です。その際はペイントなどで開いて「.png」などで保存し直せばOK!

以上でBIOSのスクリーンショットを撮る手順の解説は終了です。
簡単でしたね!続いて、各内容の補足に参ります・w・

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ファイルシステムをFAT32に変更する方法

USBやSDカードのファイルシステムがFAT32になっていない時、これをフォーマットしてFAT32に変更する方法についてです。

参考

僕が試したところFAT32はもちろん、ただのFATでもスクショは撮れました。

注意ポイント

ストレージをフォーマット(初期化)すると中身のデータは全部消えます。

ではFAT32にフォーマットするやり方です。ここではWindows10を使用しています。

USB/SDを右クリック→「フォーマット」をクリック

まずエクスプローラーで「PC」を開いて、ファイルシステムを変更したいストレージを右クリックします。

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1.該当ストレージを右クリック→「フォーマット」

続いて、出現するメニューの「フォーマット」をクリックします。

ファイルシステムでFAT32を選択する

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2.ファイルシステムで「FAT32」を選択する

フォーマット画面が開いたらファイルシステムを「FAT32」にします。

フォーマットを実行する

あとはフォーマットを実行するだけです。

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3.ファイルシステムを確認して「開始」をクリック

念のためファイルシステムが「FAT32」になっていることを確認します。
他の項目は触らなくてOK!クイックフォーマットにはチェックを入れておきます。

大丈夫なら「開始」をクリックしましょう。

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フォーマットすると中身のデータが消えます!という確認画面が出ます。
最後にもう1度選んだストレージを間違っていないか確認しましょう!

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フォーマットが完了しました。

と出ればUSBをFAT32としてフォーマットする作業は完了です。

プロパティを開けばファイルシステムを確認することが出来ます。
もしもBIOSのスクショが撮れない時はこの方法でストレージをFAT32にして下さい。

パソコンがUEFI BIOSかどうか確認する方法

続いて、自分が使っているパソコンがUEFI BIOSかどうかを確認する方法です。

BIOSモードの確認方法は簡単で、Windowsなら「システム情報」というアプリを起動すれば確認できます。「システム情報」は以下の方法で起動することが可能です。

  1. タスクバーの検索に「システム情報」と打ち込む。
  2. ファイル名を指定して実行に「msinfo32」と入力する。

どこから開いても良いですが、今回はかっこよく「msinfo32」を使いますw

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ファイル名を指定して実行に「msinfo32」と入力する

「Windowsキー + R」を押してファイル名を指定して実行を起動。
起動したら「msinfo32」と入力してOKを押します。

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「システム情報」でBIOSモードを確認する

「システム情報」が起動したら“BIOSモード”というところを確認しましょう。
UEFIとなっていれば、冒頭の方法でBIOSのスクリーンショットが撮れるはずです。

“BIOSモード”が「レガシ」となっていれば残念ながら今回の方法は使えません。
BIOSがレガシでも、USBに専用のソフトを入れることでBIOSのスクリーンショットを撮影することは出来るのですが、かなり面倒です...のでレガシの場合は諦めてスマホでパソコンの画面を撮影する方が良いです。



まとめ

以上、UEFI BIOSでBIOSのスクリーンショットを撮影する方法でした。
長くなったので最後にポイントを纏めます。

この記事のポイント

  • UEFI BIOSならばUSB/SD等にBIOSのスクショを簡単に保存できる。
  • BIOSのスクショを撮るにはBIOSで「F12」等を押せばOK。
  • 撮影したスクショの保存先はストレージ直下。
  • 使用するUSB/SDのファイルシステムは「FAT32」にしておくこと。
  • 「FAT32」に変更するにはストレージのフォーマット作業が必要。
  • BIOSモードはWindowsなら「システム情報」で確認可能。
  • 記事中で使用したキーはパソコンによって異なる可能性がある。

UEFI BIOSならとても簡単にBIOSのスクリーンショットが撮れます!
最後の最後に余談なのですが、今回実際に撮影したスクリーンショットの中にズレが発生しているのがありました!

BIOS(バイオス)-スクリーンショットの撮り方_015

USBの通信速度が遅すぎるとズレる時があるかも…

原因は多分USBです。えぇ...古すぎて通信速度が遅すぎたのだと思います...
まぁ十数年前のUSBでも保存できたので、USBは何でも大丈夫ということです。

う~ん今まで面倒だと思ってスマホで撮影してたのですが、楽ですねw
別に最近のスマホの画質だと何も問題ないのですが、撮った感は出ますので、綺麗に見せるならやはりスクショですね!ではではこのへんで・w・

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ザキ

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X:@sologaku

プログラミングに興味があり情報系の大学を卒業。

新卒で社会人になるも数年で退職し今はフリーランスとして生きています。

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