SSDを増設したのに認識しない…初めてSSD(M.2やHDD)を使う場合は初期化とフォーマットが必要。

2021-02-02

SSDの初期化とフォーマット_eyecatch

新品で購入したSSDをパソコンに接続したのに認識されなかった時のお話…PCのデバイスとドライブにボリューム(D:)が出てこない!

実は新しい記憶領域(SSDやHDD)をパソコンに接続した際には、使用する前にディスクの初期化とフォーマットを行う必要があるのです。

この記事ではその手順を画像付きで詳しくご紹介します。

新しい記憶領域を使う前にまずデータの記述方式を決める作業です。
SSDを例にしていますが、M.2やHDDの場合もほぼ同じ手順で可能です。

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前回、ノートパソコンを分解してSSDを新たに増設しました。
これで物理的には接続できましたが、まだ記憶領域として認識されていません。

【SSDを増設した時の記事】:ノートパソコンのSSDを増設する方法。ノートPCだって簡単にストレージを換装したり容量アップができる!

SSD(M.2やHDD)をパソコンに認識させる

SSDの初期化とフォーマット1

SSDを認識させる事前準備として、本当に物理的にSSDが接続されているかまず確認します。そもそも接触不良などで接続されていなければ泥沼化しますので←

まず接続に問題がないか確認する

Windows10を例にしていますが、Windows11でも同じ手順です。

SSDの初期化とフォーマット2

1.デバイスマネージャーを開く

デスクトップ画面左下の「ここに入力して検索」に「デバイスマネージャー」と入力し、デバイスマネージャーを開きます。

参考

「hdwwiz.cpl」と検索してもデバイスマネージャーを開くことが可能です。

SSDの初期化とフォーマット3

2.デバイスマネージャーでハードディスクを確認

前回「MX500」というSSDを接続しましたが、こちらに無事表示されておりました。
とりあえずケーブルなどに接続ミスはなく、パソコンにはつながっていることが確認できました。

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SSDの初期化とフォーマット方法

物理的な接続には問題がないことが確認できましたので、増設したSSDをパソコンに認識させ、ボリュームDとして使用できる状態にします。

手順をざっくり書き出すと以下です。

  1. ディスクの管理を開く
  2. 新しいディスクを初期化する
  3. 新しいシンプルボリュームウィザード
  4. ボリュームのフォーマット

少し専門的な内容も出てきますが、画像を見ながら順番にこなしてもらえばOKです!

お知らせ

後日、問題のない範囲で一部の画像を差し替えました。
ディスク容量などの細かい所は大事ではないので無視してお読み下さい!

SSDの初期化とフォーマット4

1.ディスクの管理を開く

画面左下のWindowsマークを右クリックし、ディスクの管理を開きます。

参考

「diskmgmt.msc」と検索してもディスクの管理を開くことが可能です。

SSDの初期化とフォーマット5

2.ディスクの初期化

新品のSSDなど新しいハードウェアを接続した後にディスクの管理画面を開くと上記のような画面が出てきます。
MBRまたはGPTを選んでディスクを初期化します。

僕の場合はディスク0がシステム用のM.2SSD領域(出荷時からある)
ディスク1が今回増設したSSDです。

MBRとGPTどちらを選べばいいか?

こちらで?になりますね。ポイントだけ簡単にまとめておきます。

MBR(マスターブートレコード)の特徴

  • 古くから使われている方式(32ビットのXPなどほぼ全てのOSで動作する)
  • 最大容量が2TB(2000GB)以上のディスクは取り扱えない
  • パーティションは4つまで分けられる
  • BIOSブートをサポート(ほとんどのマザーボードで使用可能)

GPT(ガイドパーティションテーブル)の特徴

  • 比較的新しい方式(32ビットには使えない。Windows7,8,10~サポート)
  • 最大容量が2TB以上のディスクでも取り扱える(容量制限なし)
  • 128個までパーティションが作成可能
  • UEFIブートをサポート(UEFIをサポートしているマザーボードのみ使用可能)
  • セキュリティ高め

ちなみにパーティションとはハードディスクの記憶領域を分割することで、
例えば500GBのハードディスクを100GBのドライブC、150GBのドライブD、250GBのドライブEという具合で好きに分割することができたりします。

で、どっちよ?
Windows10など新しい64ビット環境のOSを使用している人なら
2TB以下のSSDなら:MBR
2TBを超えるSSDなら:GPT

32ビットならMBR
を選んでおけばいいかと思います。

普通にパソコンを使用するなら2TBを目安に考えるだけでOKです。
汎用性が高くて低容量なUSBなんかだとMBRらしい。とはいえGPTのデメリットといえば古いOSで扱えないことが一番大きいらしく…

2TBを超えないとGPTにしてはいけないということではないので、古い環境にこだわらないのであれば500GBのSSDでGPTにするのもアリだと僕は思ってます。

僕のパソコンはM.2がMBR、SSDがGPTだったりします。ハードディスクのお仕事であるデータの保管に関してはどちらを選んでも大差はないです。

未割り当ての領域をフォーマットする

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3.新しいシンプルボリューム

ディスクの初期化が完了したら「未割り当て」となっているところで右クリックして「新しいシンプルボリューム」をクリックします。

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4.新しいシンプルボリュームウィザード

新しいシンプルボリュームウィザードの開始の画面が開くので進みます。

SSDの初期化とフォーマット8

作成するボリュームのサイズを決める

ボリュームサイズの指定という画面が開きます。
この画面では「最大ディスク領域」=「シンプルボリュームサイズ」になっていると思うので、そのまま次へをクリック。

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任意のドライブレターを割り当てる

任意のドライブ文字(ここではD)を選んで次へをクリック。

このDやEというドライブ文字は後から簡単に変更することが出来ます。
なので、ここではあまり気にしなくてOK!

SSDの初期化とフォーマット10

5.ハードディスクをフォーマットする

この画面はデフォルトで問題なしなのでそのままGO!
(触るとややこしくなります。)

NTFS、規定値になっていることを確認。
ボリュームラベルも後から変更できるので「SSD(:D)」などお好きなお名前で!

クイックフォーマットにはチェックを入れておきましょう。
ファイルとフォルダの圧縮はトラブルの元なのでチェックしません。

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全て完了したらウィザード画面を閉じましょう。

ディスクが記憶領域として使用可能になる

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6.プライマリパーティションになっていることを確認

フォーマットが完了すると、不明/未割り当てとなっていた部分が正常となります。

正常の後の()内はプライマリパーティションやベーシックデータパーティションという名前になりますが、環境で変わるようなので「正常」になっていればOKです。

SSDの初期化とフォーマット13

ここまでやってやっとボリューム(D:)が出現!お疲れさまでした。
動画や画像などをバンバン移動していきましょう・w・



まとめ

新品購入したSSDをパソコンに認識させるために、ディスクの初期化&フォーマットを行った時の備忘録でした。
記事内容を見ても分かるように、僕もフォーマット時にMBRとGPTでつまずき、勉強して選ぶだけで二時間くらいかかりました(;^ω^)

結果、古いOS環境は使わない&少しでも新しい規格(いろいろやると高速化できそう)ということで増設したSSDの初期化形式はイキってGPTにしました!

サブのパソコンなので追加するほど容量いらなかった…そもそも音楽や動画を入れるためのドライブに高速化の意味…やはりパソコンはいろいろ自己満の世界です。

追記

【2022.9.19】
今見ると、きちんとスクリーンショットを撮ればよかったと後悔しました…。
スマホで画面を撮影しただけの汚い画像を使っているにも関わらず最後までお読みいただきありがとうございました。

【2023.1.7】
サブで使っているパソコンで同じ作業をやる機会があったので、問題がない範囲で画像を差し替えました!

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ザキ

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プログラミングに興味があり情報系の大学を卒業。

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