WordPressでソースコードをハイライト表示したい時の定番プラグインといえば「Crayon Syntax Highlighter」でしたが、WordPressおよび、PHPのバージョンが新しくなるにつれてエラーが発生するようになり、使えなくなってきました。
それでもどうしても使いたい!他のプラグインに乗り換えるまでのつなぎとしてまだ使いたい!そんな方向けの記事です。
更新されなくなってからずいぶん経ちますが、海外の有志の方が開発を続けられているようですので、当記事でご紹介します。
執筆時、WordPress5.7とPHP7.2の環境で問題なく動作しました。
(製作者の方によるとPHP8でも動作可能との事です。)
この記事の目次
Crayon Syntax HighlighterをPHP7,8系で使う
まず初めに...この記事でご紹介する方法を使えば一応現在のWordPress環境でも引き続き「Crayon Syntax Highlighter」が使えますが、プラグインのメンテナンスがされなくなっているので特別な理由がない限り使うのは諦めましょう。
代替プラグインについては以下の記事に書いていますので、ご参考下さい。
何らかの理由でまだCrayon Syntax Highlighterを使いたい方はこのまま読み進めていただければ参考になるはずです。
「Crayon Syntax Highlighter」は数年前から更新が止まっていますが、一応現在(2024年)でもWordPressのダッシュボードから新規追加できます。
- WordPressから入手できる最新バージョンはVer2.8.4
- GitHubから入手できる最新バージョンはVer2.8.6
となっており、これが執筆時の最新バージョンです。
現在はCrayon Syntax Highlighterのインストール時にエラーが発生する
ただ最新の「Crayon Syntax Highlighter」でも現在のWordPressやPHP7、PHP8へのアップデートに対応していたないため、そのままインストールしようとするとエラーが発生してしまいます。
インストール中の画面から進まない状態が続き、最終的には更新できませんでしたと出ます。(実行時のWordPressのバージョンは5.7です)
続いて、もう一つ新しいVer2.8.6をGitHubからダウンロードし手動でアップロードしたところ、インストールには成功しました。しかし、有効化時に重大なエラーとしてFatal errorが出てしまい結局失敗しました。
GitHubから入手できる本体は、preg_replaceの正規表現の変更には対応しているようですが、他のエラーが出てしまっているようです。
そこで有志の方によりパッチ修正されたバージョンの「Crayon Syntax Highlighter」を使いましょうという話です。
修正パッチ入りのバージョンをDLする
う~ん。やはりもう「Crayon Syntax Highlighter」を使うことはできないか…
と思っていたところ、海外の有志の方が個人的に新しいバージョンのWordpressやPHPで動作するようにパッチを当て、プログラム本体を配布して下さっていました。
ダウンロード先は以下のリンクです。
外部リンク
ダウンロード先:環– axew3.com
※こちらの本体を使用させていただくと上手くいきますが、リンクへのアクセス及びダウンロードや使用は自己責任でお願いします。
海外のサイトで英語表記なので、適宜ブラウザの翻訳機能などを使いましょう。
- 新エディターのGutenberg専用
- 旧クラシックエディター専用
- 両タイプ対応
の3種類ありますが、今回は両タイプ対応のものを使わせていただきました。
「crayon-syntax-highlighter_Gut_Classic_11JAN21.zip」というファイルのダウンロードリンクを探し、パソコンにダウンロードします。
ZIP形式で圧縮されていますので、こちらをWordpressに手動アップロードします。
プラグインのアップロード
パッチが当てられているプラグイン本体をダウンロードしたら、Wordpressのダッシュボードからアップロードします。
管理画面左メニュー > プラグイン > 新規追加 > プラグインのアップロード
「ファイルを選択」を押して先ほどダウンロードした本体をアップロードします。
(名前の変更や解凍の必要はありません。)
今すぐインストールをクリック。
プラグインが無事にインストールされたら作業終了。
続いて「プラグインを有効化」をクリックし、問題がなければOKです。
動作確認
今となってはもう古いプラグインですので、全画面動作確認しておきましょう。
プラグイン一覧を見たところ正常に動作しているようです。
コードの入力も問題なし!
コードのハイライト表示も上手く出来ていました!
まとめ
日に日に動作しなくなっていく「Crayon Syntax Highlighter」ですが、有志の方のおかげでWordpress5.7、PHP7系でも使うことができました。
代替プラグインとしてはページ上部の関連記事に記載している「Enlighter – Customizable Syntax Highlighter」は「Crayon Syntax Highlighter」の後継プラグインですのでそちらに移行すると良いです。
Crayonの互換モードも備えているため、Crayonを使って書いた過去の記事を編集することなくハイライト表示することが出来ますので非常におすすめです!
関連記事
【日本語化する方法はコチラ】
「Crayon Syntax Highlighter」を日本語化する方法。コード入力画面&設定画面。