Microsoft Edge(chromium版)の履歴の削除方法についてです。
Internet ExplorerやWindowsのインターネットオプションの設定についても触れています。
ブラウザにキャッシュが残ると閲覧履歴が保存され、一度クリックしたリンクが訪問済みリンクとして色変更されたりします。
Edgeでキャッシュクリアを行い、閲覧履歴を削除する方法をまとめました。
Windows10搭載PCなら現在のEdgeはChromium版になっているはずです。
Chromium版および、インターネットオプションについても記述しています。
お急ぎの方はEdgeで履歴を削除する方法までジャンプして下さい。
この記事の目次
Edge:chromium版の履歴について
EdgeはInternet Explorerの後継であり、旧バージョンと新バージョンがあります。
割愛したいですが、少しややこしいので先に触れておきます。
2020年からEdgeブラウザは仕様が変更され、画面描画のエンジンがGoogle Chromeと同じものを使うようになり、オープンソースになっています。
新しいEdgeがChromium版と呼ばれています。
このバージョンのEdgeのキャッシュクリア方法について記載しています。
Edge画面右上の > ヘルプとフィードバック > Microsoft Edgeについて
から現在のバージョンの確認ができます。
最新バージョンであればChromium版です。
Edgeとインターネットオプションは関係ない?
Edgeの履歴を削除(キャッシュクリア)する時にもう1つ混乱する点があります。
Internet Explorer用に開発された「インターネットオプション」の存在です。
Windowsパソコンを使っている人なら、インターネットオプションで閲覧履歴の削除を行っていた方も多いと思います。
Edgeが標準ブラウザになりましたが、このインターネットオプションはどうやらInternet Explorer用らしく、Edgeには関係ないようです。
Edgeの履歴の保存期間について
Edgeで履歴の保存期間を変更できると書いてあるWebページが複数ありましたが、chromium版のEdgeでは履歴の保存期間を変更することはできませんでした。
保管期間が20日と記載されてあるのは、恐らく先ほどのインターネットオプションのデフォルト値です。
僕が試したところ、履歴の保存日数を0にしても翌日Edgeの履歴は削除されずに残っていました。
また「インターネットのプロパティ」で終了時に閲覧の履歴を削除するをチェックしていてもEdgeの履歴が削除されることはありませんでした。
Chromeと同じだった場合Edgeの履歴の保管日数は90日と思われます。
(まだ試せていないので定かではありません)
Edgeで履歴を削除する方法
Edgeは仕様変更が多いため、前置きが長くなってしまいました。
キャッシュクリアの方法は以前よりも簡単になりました!
- 全ページの履歴(キャッシュ)を削除する方法。
- サイトごとに履歴(キャッシュ)を削除する方法。
- Edgeの履歴を自動削除する方法。
- InPrivateブラウズについて。
この4点を記述しました。
履歴の一括削除
アクセスしたWebページ全ての履歴をEdgeから削除する方法です。
Edgeブラウザにて履歴の設定画面を開きます。
キーボードの[Ctrl]+[Shift]+[Delete]を押せば開けます。
(edge://settings/clearBrowserDataとURLに入力してもOK!)
ブラウザ画面のメニューから開く場合は以下です。
Edge画面右上の > 設定 > プライバシー、検索、サービス > クリアするデータの選択
画面が開いたら、削除したい履歴を選択します。
アクセスしたページの閲覧履歴を削除して訪問済みリンクの色を戻しますので、「閲覧の履歴」にチェックを入れて「今すぐクリア」を押せばOKです。
履歴の個別削除
履歴を削除したいサイトを指定してEdgeから削除する方法です。
キーボードの
[Ctrl]+[H]
を押せば開けます。ブラウザ画面のメニューから開く場合は以下です。
Edge画面右上の > 設定 > プライバシー、検索、サービス > クリアするデータの選択
閲覧履歴が表示されますので、虫眼鏡マークを押します。
キャッシュを削除したいサイトのドメイン(ほげほげ.com)部分を検索。
あとは履歴にマウスをかざすと✕ボタンが出てくるので押して削除します。
(色々やってみたのですが「すべて選択」はできない様子。)
Edgeに履歴を残さない方法(履歴の自動削除)
Edgeではブラウザを閉じるたびに履歴を自動削除することが出来ます。
先ほどの画面で設定します。
Edge画面右上の > 設定 > プライバシー、検索、サービス
画面が開いたら「ブラウザーを閉じるたびにクリアするデータを選択する」を開く。
後は自動削除したい履歴を選びます。
※保存ボタンは無いのでチェックをONにすれば設定完了です。
試しにEdgeを閉じて、再度起動したところ履歴がクリアされていました!
InPrivateブラウズモードでも履歴は残らない
Edgeの場合、履歴の保存に関しては自動削除設定で全て解決しそうです。
ただ、共有のパソコンで設定を変えるのはちょっと…という方。
自分が使う時だけプライベートタブを使用すれば、履歴は保存されません。
キーボードの[Ctrl]+[Shift]+[N]を押せば起動できます。
ブラウザ画面右上のメニューから開くこともできます。
この画面でアクセスしたページの履歴は保存されませんので、これでもOKですね。
まとめ
Edgeの履歴削除(キャッシュクリア)についてでした。
chromium版になってから設定画面がとても使いやすくなりました。
開発者モードもChromeの日本語版といった感じで使いやすいです。
履歴の自動削除機能についてはChromeよりも上手ですね。
先述した通りWindows標準の「インターネットオプション」はEdgeには関係がない点だけ注意です。
ゆえに履歴の保存期間を自由に変更することはできないようです。
簡単な操作ですが長くなってしまいました。ありがとうございました。
ではでは、本日も良いネットライフを・w・