Xserver(エックスサーバー)で「このウェブスペースへは、まだホームページがアップロードされていません。」というページが出た時の対処法です。
先日エックスサーバーにWordpressを手動インストールしたところ、Wordpressの初期設定画面ではなく、エックスサーバーの初期ページが表示されました。
原因はサーバー会社があらかじめ用意しているindex.htmlでした。
Xserverではindex.phpよりもindex.htmlが優先して読み込まれるようです。
この記事の目次
エックスサーバーでこのウェブスペースへは…という画面が出る原因と対処法
Xserverで新規サイトを立ち上げた時のことです。
データベースを作成した後、Wordpress一式をアップロードし、いざインストール!
というところで詰まりました。
このウェブスペースへは、まだホームページがアップロードされていません。
早速、エックスサーバー上へファイルをアップロードしてみましょう。
アップロードの方法などは、サポートマニュアルをご参照ください。
Wordpressのインストール画面(ウェルカムページ)を期待していたのですが、Xserverの初期ページが表示されてしまいます。
Xserverの初期ページが表示される4つの原因
原因を調べると、公式サイトの「よくある質問」に考えられる要因がありました。
公式サイトの内容は以下の通りです。
弊社の初期生成の画面が表示されている状態です。下記項目をご確認ください。
【考えられる要因】
- 対象ドメインのフォルダ内[ public_html ]にアップロードが完了していない
- トップページのデータはindexというファイル名でアップロードされていない
- [ public_html ] フォルダ内にindexファイルが複数存在している
※htmlファイルが優先表示される仕様のため、phpファイルなどその他拡張子のファイルをアップロードされた場合は、index.htmlを削除してください。
上記をご確認いただき、問題が改善しない場合は、ブラウザ側のキャッシュを削除した上で、再度アクセスをお試しください
こちらの内容をさらに噛み砕いて説明すると以下のようになります。
[ public_html ]にアップロードが完了していない
index.phpなどのファイルはpublic_html内にアップロードする必要があります。
ドメイン直下のpublic_html内にindexファイルがあるか確認しましょう。
なおindex.phpの設置場所が間違っていると、404という別のエラーページが出ます。
indexというファイル名でアップロードされていない
Wordpressの場合は「index.php」を読み込むことでトップページを表示します。
indexファイルの名前自体が間違っていないか確認しましょう。
[ public_html ] フォルダ内にindexファイルが複数存在している
public_html内に「index.html」と「index.php」があるなど、indexファイルが2つ以上ある場合がこれにあたります。
エックスサーバーの場合はindex.htmlが優先して読み込まれる仕様になっています。
今回これが原因で、index.htmlを削除することで解決しました。
ブラウザにキャッシュが残っている
ブラウザは1度表示したことがあるページの情報を保存するキャッシュという機能を使っていますが、これが残っているとページの変更が反映されない時があります。
別のブラウザで開いたり、キャッシュクリアを試して確認しましょう。
キャッシュクリアは各ブラウザの設定から閲覧履歴の削除で行えます。
(ChromeやEdgeの場合はShift + F5のスーパーリロードでも多分いけます。)
対処法:index.htmlの読み込みをindex.phpに変更する
Xserverで「このウェブスペースへは、まだホームページがアップロードされていません。」というページが表示されるほとんどの原因は「index.html」によるものです。
他の原因は簡単に特定、対処ができると思いますので、こちらを詳しく書きます。
Wordpressではトップページの表示に「index.php」を使用しますが、サーバー会社によってあらかじめ用意されている「index.html」が同じディレクトリ(フォルダ)にあると、index.htmlの方が優先して読み込まれてしまいます。
これが「このウェブスペースへは、まだホームページがアップロードされていません。」というページが出る主な原因ですが、indexファイルの読み込み順はサーバー側の設定なので、Xserverの仕様となっています。
そこで、index.htmlではなくindex.phpを読み込ませる為には以下の方法が有効です。
- index.htmlを削除する
- index.htmlの名前を変更する
- .htaccessを編集して読み込み順を変更する
もともと用意されている「index.html」は不要なファイルです。
index.htmlを使うサイトなら上書きし、index.phpを使うサイト(Wordpress等)なら削除するというのが前提のファイルです。
index.htmlは削除しても何の問題もないファイルですが、index.htmlを残したい人は名前を変更するか、.htaccessを使う方法でどうぞ・w・
index.htmlそのものを削除する方法
特にこだわりが無ければindex.htmlを削除する方法が簡単でオススメです。
僕はXserverにWordpressを入れる時には、毎回index.htmlを削除しています。
FTPソフトなどでpublic_html内のindex.htmlを削除するだけでOKです。
FTPを使わなくても、エックスサーバーならログイン後の画面から「ファイル管理」ツールを使うことで簡単にサーバー上のファイルにアクセスすることもできますョ!
public_html内からindex.htmlを削除したら早速確認してみましょう!
念のためブラウザはスーパーリロードで再読み込みするのが良いです。
無事にサイトのトップページが表示されました。
index.htmlが無くなることで、必然的にindex.phpが読み込まれるという訳です。
参考
同フォルダ内にある「default_page.png」もindex.htmlに使用されているだけの画像なので不要です。ついでに削除するのもアリ!
サーバーの.htaccessを使ってindexの読み込み順を変更する方法
人によっては、はじめから作成されているindex.htmlは極力残しておきたい…
という方もおられるかと思います。
そんな時は「.htaccess」を使えばindexの読み込み順を変更することが出来ます。
やり方はpublic_html内にある「.htaccess」に以下のコードを追記するだけでOK!
.htaccess
DirectoryIndex index.php index.html
これでindex.phpの方が優先して読み込まれるようになります。
(DirectoryIndexは左にあるファイルから優先的に読み込む)
コードは# BEGIN WordPress
~# END WordPress
の“外”ならどこでもOKです。
先頭か最終行が分かりやすくて良いと思います。
index.htmlを残しておくだけなら名前を変更しておくのも良いですが、よりスマートなのは.htaccessを使う方法でしょう・w・
まとめ
以上、Xserverで「このウェブスペースへは、まだホームページがアップロードされていません。」というページが出る時の原因と対処法のまとめでした。
9割の方は「index.html」を削除し、ブラウザのスーパーリロードで読み込めば解決できるはずです。
一昔前はWebサイトのトップページと言えばindex.htmlだったのですが、Wordpressを筆頭に最近では違う拡張子のファイルが使われることも多くなってきましたね。
ではではこのへんで・w・