Atomエディタのパッケージが見つからない!拡張機能を手動でインストールするには?

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GitHubが開発したテキストエディタである「Atom(アトム)」でパッケージが見つからない時の対処法です。

Atomには数多くのパッケージがありますが、今現在は開発が終了しているため設定画面の「Install Packages」からインストールすることはできません!

便利そうなパッケージを入れようとしたが、検索結果が“failed”になり見つからない、インストールできない!...そんな時は手動でインストールが可能です。

Atomは2022年12月15日に開発終了しており今はアーカイブ化されています。

Atomのパッケージが見つからない時の対処法

もともと高性能なうえ無料、便利な拡張機能も沢山で使いやすい!
そんな理想的なテキストエディターのGitHub製のAtomですが、残念なことに現在は開発が終了してしまっており、リポジトリはアーカイブ化されています。

開発終了に伴い、Atom関連のページは全て同じページ(Sunsetting Atom:段階的にAtomを廃止する)にリダイレクトされるようになっています。

外部リンク

開発終了後、Atom関連のページは以下のページに統一されている。
Atom公式:Sunsetting Atom | The GitHub Blog

筆者はCSSやJavascriptとの相性が良いので未だにAtomを使っているのですが、つい最近パッケージを検索しても見つからないようになっていることに気が付きました。

「File」>「Settings」>「Install Packages」

から検索したパッケージを簡単にインストールできる機能ですが、Atomの開発終了に伴ってパッケージが見つけられなくなっています。

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開発終了に伴い、パッケージは見つからない

パッケージを検索しても“Searching for"xxx" failed.Show output...”と表示されるだけで見つけることができず、当然インストールもできません...困った。

開発終了したAtomはアップデートも止まっているので、他のエディターに乗り換えるに越したことは無いのですが、もう少しAtomを使いたいので今回は手動でパッケージをインストールすることにしました。

Atomのパッケージを手動でインストールする

2022年12月15日をもって開発が終了してしまっているAtomですが、GitHubに公開されているパッケージの本体を入手できれば簡単にインストールすることが出来ます。

今回は例として、Atomのメニューを日本語化する「atom-japanese-menu-master」というパッケージ(↓)を手動でインストールしてみます。

パッケージを手動インストールする際の手順は以下です。

  1. GitHubの開発者ページからパッケージをダウンロードする
  2. パッケージ(フォルダ)を解凍する
  3. Atomの「packages」フォルダにパッケージを移動する
  4. Atomを再起動する

簡単ですが詳しく見ていきましょう・w・

パッケージの本体をGitHubからダウンロード

まずは使いたいパッケージの本体をダウンロードします。

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各ページのCode>Download ZIPからDLできる

GitHubで各パッケージ開発者のページを開き、

Codeタブ > Code > Download ZIP

に進んでパッケージをZIP形式でパソコンにダウンロード。

ダウンロードしたファイルを解凍

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ZIPファイルは解凍して使う

ダウンロードしたパッケージはZIPで圧縮されていると思うので解凍しましょう。

パッケージを「packages」フォルダに入れる

続いて解凍したパッケージ(フォルダ)を以下の場所に入れます。

C: > ユーザー > ユーザー名 > .atom > packages

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パッケージを「packages」フォルダに移動する

こんな感じでOKです。
これで準備完了!

Atomを再起動する

パッケージを該当フォルダ内に移動したら、Atomを再起動してパッケージが適用されているか確認しましょう。

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パッケージによってメニューが日本語になりました!

大丈夫そうです。

参考

パッケージによってはエラーが出てしまう可能性も大いにあります。
(リポジトリが開発終了に伴って停止されている?)

エラーを吐いてしまう場合は潔く代替エディタを探した方が良さそうですね。

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Atomの代替エディタや補足情報

最後にこの記事を書くにあたって調べたことをメモしておきます。

Atomの初回リリースは2014年なので、約8年間多くのユーザーに愛用されましたが、2022年12月15日に開発が終了しました。当記事で書いたようにパッケージ管理機能はすでに停止しており、今後ほかの機能も停止していく見込みです。

Atomの最新であり、最終となるバージョンは2022年11月18日(米時間)に公開された「Atom 1.63」ですが、同年の12月7日に不正アクセスを受けてコード署名証明書のセットが流出してしまったようです。このことは公式サイトにも書かれており、GitHubは現在Atomのダウングレードを推奨しています。

Atomの最終バージョンは実質的に「1.60」あたりと言えそうです。

Atomの開発者はAtomの開発終了に伴って「Zed editor」というエディタを開発した(している)そうです。期待ですね!

Atomの代替エディタ候補

最後にAtomの代替エディタ候補を上げておきます。

Atomの代替エディタ候補
ソフト・アプリ名公式サイト
Zed editor(※執筆時ベータ版)Zed - Code at the speed of thought
VSCode(Visual Studio Code)Visual Studio Code – コード エディター | Microsoft Azure
Sublime Text 4Sublime Text - Text Editing, Done Right
サクラエディタサクラエディタ
Notepad++Notepad++
TeraPadTeraPad 公式サイト

機能や使用感はもちろん違うので、上記はお勧めランキングではありません。

この記事をお読みの方ならAtomの後継エディターである「Zed editor」を使い始めるのが良いかもしれません。執筆時はベータ版ですが良さそうです。
使用感は「VSCode」の方も良さそうですね。

エディターの使用頻度が少ないならフリーソフト的な位置づけにあるソフトで十分なのも事実ですので、自分に合ったエディターを探しましょう!



まとめ

以上、Atomのパッケージが見つからない・インストールできない時の対処法。
Atomの開発終了の参考情報、そしてAtomの代替エディタについてでした。

サクッと書くつもりが長くなっちゃいました・w・
Atomを初めて使った時の衝撃はすごかった記憶がありますが、この世界は移り変わりが早くてAtomも終わりが近いんですね...ついていくのが大変。
ではではこのへんで・w・

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ザキ

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X:@sologaku

プログラミングに興味があり情報系の大学を卒業。

新卒で社会人になるも数年で退職し今はフリーランスとして生きています。

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