Wordpressで既存の画像を差し替え(置換)するには「Enable Media Replace」というプラグインが便利でオススメです。
このプラグインを使えば1発でアップロード済みの画像を別の画像に差し替えることができます。
同名、同アップロード日で置換できる事も魅力的ですが、何より記事の編集画面を開くことなくメディアライブラリから直接置換できる所が使いやすいです。
設定が一切なく、インストールすればすぐに使えるところもGOOD!
この記事の目次
Enable Media Replaceの使い方
今回ご紹介する「Enable Media Replace」は執筆時、有効インストール数が50万以上ある定番の画像置換プラグインです。
初めにEnable Media Replaceの特徴をまとめます。
ココがおすすめ
- 設定画面なし!インストールすればすぐに使える。
- インストール数も評価も高く、人気のプラグイン。
- 同拡張子の画像を同名、同日時で差し替えできる。
- ファイル名やアップロード日を変更することも可能。
- メディアライブラリから直接画像を差し替えできる。
- ドラッグ&ドロップの簡単操作で画像を上書きできる。
画像の差し替え作業は手作業でやると大変ですが、このプラグインを使えば上書きしたい画像をドラッグ&ドロップしてアップロードするだけでOKなのです。便利!
では早速使い方を見ていきましょう・w・
今回も伝わりやすいようにサンプル画像を用意しました。
左側の灰色の画像から、右側の緑色の画像に差し替えてみます。
プラグインのインストール
執筆時、プラグインはWordpressの管理画面からインストールできました。
管理画面左メニュー>プラグイン>新規追加
に進み、検索欄に「Enable Media Replace」と打ち込みます。
プラグインが出てきたら今すぐインストールを押し、有効化します。
公式サイトから本体をダウンロードしてアップロードして有効化してもOK!
このプラグインに設定画面はないので、有効化するだけですぐ使えます。
WordPressの画像を差し替える(置換)方法
では早速「Enable Media Replace」を使って画像を差し替えてみます。
今回差し替える(置換)する画像はコチラです。
メディアライブラリにアップロード後、記事に埋め込んでいます。
手順1.メディアライブラリから対象の画像を開く
まずは差し替えたい画像をメディアライブラリから開きます。
(記事執筆画面の"メディアを追加"でも同じように操作可能。)
画像の一覧から差し替えたい画像をクリックして画像を開きます。
手順2.新しいファイルをアップロード
画像をクリックすれば添付ファイルの詳細が開きます。
続いて「新しいファイルをアップロード」というボタンをクリックします。
このボタンはプラグインをインストールして有効化すれば表示されます。
手順3.差し替えたい画像をアップロードして上書きする
"アップロードしてメディアを置換"という画面が開きますので、差し替えたい画像(新しい画像)をパソコン内から選択します。
「ファイルを選択」というボタンを押せば画像が選べます。
パソコンの画面から管理画面に画像をドラッグ&ドロップしてもOKです!
こちらの方が速くて分かりやすいので良いかな?
アップロード時の置換オプションについて
差し替え元の画像と新しい画像が決まったら、オプションで名前とアップロード日時をどのように処理するかを選び、新しい画像をアップロードします。
左側の画像が元の画像。右側の画像が新しい画像です。
オプションについては日本語化されていますが、ポイントを書いておきます。
【置換オプション】
- ファイルの置換のみ:アップロードする画像名は関係なし。アップロードすれば旧画像と同じ名前になる。
- ファイルを置換して新しいファイル名で全てのリンクを更新する:アップロードする画像名が画像URLなどにも反映される。
【日付オプション】
- 日付を現在の日時に置き換える:アップロード時の時間が適用される。
- 日付をキープ:旧画像をアップロードした時の時間がそのまま保持される。
- カスタム日時を設定する:任意の時間にアップロード時間を変更できる。
ポイント
画像の差し替え(置換)作業なので、そのままの設定(ファイルの置換のみ、日付をキープ)でアップロードするのがオススメです。
新しいファイル名は画像がNot Foundになる可能性があるため、非推奨です。
注意ポイント
画像のアップロードは既存画像の上書き保存となります。
古い画像は消えるので、旧画像のバックアップを取ってから作業しましょう。
あとは画面下の「アップロード」ボタンを押せばOKです。
"ファイルが正常に置換されました"と表示されれば画像の置換完了です。
この作業は必須ではありませんが、念のため「更新」ボタンを押しておきましょう。
(画像の保存の反映が上手くいかない事があるかも?)
画像が差し替わったか確認する
作業が終わったら画像が変更されているか確認しましょう。
まずは記事ページに埋め込んだ画像の確認…
OK!アップロードした新しい画像に変わっています。
メディアライブラリの画像も変更されます。
uploadsフォルダの画像も全て置換されます。
少し分かりにくいですが旧画像の「image-001」という名前のまま、画像だけが変更されていることが分かります。(新しくアップロードした画像名はimage-002)
画像が変更できない(差し替わらない)場合
Enable Media Replaceで新しい画像をアップロードしたのに画像が変更されない時は、ほとんどがブラウザのキャッシュが原因だと思われます。
Chromeの場合はShift+F5でスーパーリロードして確認して下さい。
それでもダメな時は画像をフルサイズで開いてから(画像をクリックして別のタブで開く)スーパーロードを試してみて下さい。
以前、画像が変更されなくて詰まっていましたが、僕はこれで解決しました。
詳しくは分かりませんが、オリジナル画像(フルサイズ)の画像キャッシュをきちんと更新することで、記事内の別のサイズの画像のキャッシュも更新されるようです。
関連記事
詳しくはコチラに書きました。
WordPressで画像が差し替わらない!スーパーリロードでも画像が変更されない時の確認。
なお、キャッシュの削除方法が良く分からない!
という方は別のブラウザ(その画像を表示したことがない)で画像が差し替わっているか確認して下さい。これで変更されていればEnable Media Replaceの処理は正常に完了しています。
画像のファイル名は日本語でも影響なし?
以前、画像を差し替えたのにも関わらず変更されていなかった時に色々調べていると「画像のファイル名が日本語だとうまく置換されない」という報告を目にしました。
ただ環境が異なる3つのサイトで試したところ、画像名が日本語であってもEnable Media Replaceできちんと置換処理されました。
バージョンアップで修正されたのかもしれませんが、僕が思うにファイル名が日本語から英語に変更されたことでキャッシュが効かなくなり、上記のようなフルサイズのキャッシュクリアと同じような動作になったのでは?と推測しています。
新しい画像の自動生成に注意しよう
最後にEnable Media Replaceで画像をアップロードする時の注意ポイントです。
Wordpressでは画像のアップロード時に管理画面のメディア設定などで設定してあるサイズの画像が自動生成されますが、これはアップロード時に決定されます。
なので、Enable Media Replaceで画像をアップロードした時のサイズ設定が旧画像をアップロードした時のサイズ設定と異なっていた場合、記事に埋め込んだ画像が縮小されたり、ズレたりする可能性があります。
メディア設定を変更した心当たりがある方は画像の差し替え後、必ず記事内の画像も確認しましょう。
画像の表示サイズがおかしくなっている時は、画像を挿入し直せば治るはずです。
関連記事
画像アップロード時の自動生成に関する記事。
【WordPress】画像の自動生成(リサイズ)を全て停止する方法まとめ。
まとめ
以上、Enable Media Replaceの使い方と使用時のポイントでした。
余談ですが、Enable Media Replaceを有効化したままにしておくとサイトが重くなるという報告も目にしましたが、当サイトでは有効化したままでもサイトは重くなっていません。
もしかすると別の画像処理プラグインと干渉したりして重たくなることがあるのかもしれませんね。
もっとも画像の置換作業が完了すればこのプラグインはオフにしようが、削除しようが画像に影響は出ません。ただ、セキュリティの観点から個人的には全プラグイン有効化にしたままの方が良いと思います。
ではではこのへんで・w・