サイトの右下に出てくるreCAPTCHAのロゴ(バッジ)を非表示にする方法です。
特に「Contact Form 7」にreCAPTCHAを設定していると、サイトの全ページにreCAPTCHAのロゴが表示されるので、これを消したい...!と思うはず。
かく言う僕もそんな感じだったので当記事でロゴの消し方を詳しく解説します。
reCAPTCHAの消し方は、Googleが推奨する方法でご案内していきます。
CSSで非表示にするだけでは規約違反になる可能性があり、注意が必要です。
この記事の目次
reCAPTCHAのロゴ(バッジ)を非表示にする
先日WordPressでお問い合わせページを実装できるプラグイン「Contact Form 7」のスパムメール対策として、reCAPTCHA(リキャプチャ)を設定したのですが、設定後すぐにreCAPTCHAのロゴが気になりました。
画面右下にずっと表示されるのが正直邪魔です...。
お問い合わせページだけならそんなに見られないので良いのですが、Contact Form 7にreCAPTCHAを設定するとサイト全体、記事ページにもロゴが表示されるようです。
それだけでなく、元々あった“ページトップに戻る”ボタンと被ってしまって凄いことになっちゃいました。...という事でreCAPTCHAのロゴを非表示にします。
reCAPTCHAのロゴを消すのは規約違反か?
reCAPTCHAはGoogleが提供するサービスなので、当然利用規約があります。
まずはreCAPTCHAのロゴ(バッジ)を非表示にすることが規約違反にならないのか?を調べました。結果、Googleが推奨する非表示化方法が存在していました。
reCAPTCHA バッジを非表示にします。どうすればよいですか?
ユーザーフローに reCAPTCHA のブランドを明示している限り、バッジを非表示にできます。
当記事ではここで紹介されている方法、つまりGoogleが推奨する方法でreCAPTCHAのロゴを非表示にする方法をご紹介します。この方法なら規約違反になりません。
先にreCAPTCHAを非表示にする際のポイントを整理しておくと、以下の通りです。
ポイント
- reCAPTCHAのバッジは指定のテキストを明示すれば非表示にしてもOK
- 非表示にする方法はCSSの
visibility: hidden;
を使う方法 - 指定のテキストはユーザーフロー(入力フォームなど)の付近に表示する
そこまで厳しい制限はありませんが、少なくともフォーム部分にreCAPTCHAを使っているのにロゴもテキストも無しというのはダメなようなので注意しましょう。
参考
明記されていませんが、書き方的に入力フォームにreCAPTCHAを使っていないページにロゴは不要だと判断できます。つまり記事ページは消してもOK。
では早速手順を見ていきましょう・w・
reCAPTCHAのロゴを非表示にする手順
reCAPTCHAのロゴ(バッジ)を非表示にする手順はシンプルで以下の通りです。
- reCAPTCHAを使うページに指定のテキストを記載する
- reCAPTCHAのロゴを消すためのCSSを追加する
この記事では「Contact Form 7」で作ってある“お問い合わせページ”に表示されるreCAPTCHAのロゴを非表示にする形で手順を解説していきます。
手順1.reCAPTCHAのブランドをページに記載する
まずは指定のテキスト、“reCAPTCHAのブランド”とやらを該当ページに明示します。
お問い合わせ > コンタクトフォーム > 該当のページ(固定ページ)
に進みます。
続いてContact Form 7に使うページの下部に指定のテキスト(↓)を記載します。
This site is protected by reCAPTCHA and the Google <a href="https://policies.google.com/privacy">Privacy Policy</a> and <a href="https://policies.google.com/terms">Terms of Service</a> apply.
この文言については「reCAPTCHAのよくある質問」に書かれている通りです。
記述し終わったら「保存」してページを閉じましょう。
手順2.CSSでreCAPTCHAのロゴを非表示にする
続いてCSS(スタイルシート)を使ってreCAPTCHAのロゴを非表示にします。
使うCSSのスタイルについてもGoogleに案内があるので、これを使いましょう。
注: バッジを非表示にする場合は、
.grecaptcha-badge { visibility: hidden; }
を使用してください。
reCAPTCHAのロゴを非表示にするには、サイトの全てのページで読み込まれるCSSに.grecaptcha-badge { visibility: hidden; }というコードを追加するだけでOKです。
非表示化のCSSを追記する場所について
ここでは、初心者の方向けにパターンを分けて解説します。
使うCSSのコードは全て以下のものでOK。
.grecaptcha-badge { visibility: hidden; }
このスタイルを自分が編集できるスタイルシートに追記しましょう。
「sytle.css」を編集する場合
分かる方はこれが一番だと思います。
WordPressの子テーマ内にある「sytle.css」を開き、CSSを追記します。
管理画面からCSSを編集する場合
初心者の方などで「sytle.css」がよく分からん!という方はコチラ。
管理画面メニュー > 外観 > カスタマイズ > 追加CSS
に進んでCSSを追記してもOKです。
固定ページにstyleを直書きする場合
CSSファイルの編集が手間だと思う場合は、reCAPTCHAのロゴを非表示にするページのヘッダー部分に以下のコードを追記する感じでもOKです。
<style> .grecaptcha-badge { visibility: hidden; } </style>
テーマによっては“ページごとのヘッダーに任意のコードを追加できる機能”があるので、あればそちらを使うのも楽です。
結果:reCAPTCHAのロゴは簡単に消せる
ここまでの作業を終えたらreCAPTCHAのロゴが非表示にできているはずです。
CSSを追記したので、お問い合わせフォーム以外(記事ページ)のロゴも消えます。
記事中でも触れましたが、reCAPTCHAのロゴはreCAPTCHAを使っている場所にだけあればよく、非表示にするならブランドを明示しなさい!という事でしたので、これで作業完了です。お疲れさまでした。
まとめ
以上、reCAPTCHAを使った際に出てくるロゴ(バッジ)を消す方法でした。
WordPressを使っている方なら、お問い合わせフォーム用に使う「Contact Form 7」にreCAPTCHAを設定した後に困る内容かと思います。
今回はあくまでも「Googleが推奨する方法」の紹介でしたが、個人的には今回の方法よりも「お問い合わせフォームだけreCAPTCHAを読み込む方法」の方がお勧めです。
というのは、Contact Form 7にreCAPTCHAを設定した場合、全ページでこのリソースが読み込まれてしまうため、サイトスピードが遅くなってしまうからです。
この記事は結構なボリュームになったのでこれは別の記事(↓)にします。
ではではこのへんで・w・