WordPressのメンテナンスモードを解除(終了)する方法です。
以前、12件ほど溜まった更新をまとめて行っていた際に、更新中にページ遷移してしまいメンテナンスモードが終わらなくなってしまったので記事にします。
WordPressのバージョンや、テーマ・プラグインを更新するときに一時的に使用されるメンテナンスモードが終わらない時の対処法としてご参考下さい。
FTPなどでサーバー上の「.maintenance」を削除することで解除できます。
この記事の目次
WordPressのメンテナンスモードの解除方法
WordPressの各種アップデートを行っている時は、メンテナンスモードが適用されることがあり、サイトにアクセスすることが一時的にできなくなります。
メンテナンスモード中は、
現在メンテナンス中のため、しばらくの間ご利用いただけません。
と表示されるテンプレートが表示されます。
メンテナンスモードは更新が終われば自動的に解除されるので、普通は数秒から数分で終了しますが、更新の最中にページを遷移したり、更新に失敗するとメンテナンスモードが解除されなくなってしまうことがあります。
これは知っていたのですが、更新中に更新したくない項目を見つけたので、意図的にページ遷移してキャンセルしようとしました。これがマズかったようですw
いくら待ってもこのメンテナンス状態から進めなくなってしまいました...。
そんな時に役に立つであろう、WordPressのメンテナンスモードの解除方法です。
では早速参りましょう・w・
解除方法:「.maintenance」を削除する
WordPressはメンテナンスモードに入る時にサーバー上に自動的に「.maintenance」というファイルを生成します。そしてメンテナンスが終了するとこのファイルを自動で削除するようになっています。
メンテナンスモードが解除されなくなる原因はシンプルで、この「.maintenance」が削除されずに残ったままになっている...という場合がほとんどです。
なので、サーバー上から「.maintenance」を削除するだけでメンテナンスモードを強制的に解除(終了)することができます。
余談ですが「.maintenance」の中身はphpで、たったの1行。
これを削除しましょう!
FTPソフトで「.maintenance」を削除する
「.maintenance」は以下の場所に自動的に作成されます。
(public_htmlはサイト環境によって違うかも)
サーバールート > public_html > .maintenance
これをFTPソフトなどを使ってそのまま削除すればOKです。
メンテナンスモード中はログイン画面すら表示することが出来ない状態になるので、1度ログアウトしてしまうと管理画面に入れません。
プラグイン類は基本使えないので、FTPソフトを使って「.maintenance」をサーバー上から削除する必要があります。
初心者の方には辛いかもしれませんが、各サーバー会社が用意しているツールを使うと比較的簡単に削除できるかもしれません。この場合は「.maintenance」が非表示になっている可能性もあるので注意しましょう。
メンテナンスモードが解除できた
「.maintenance」を削除したら、サイトにアクセスできるか確認しましょう。
今回は無事にログイン画面が表示され、ログインできました。
ログインしてみると更新中にページを移動してしまったことで、更新が止まっていたので、再度更新を行ったところ無事に更新できました。
プラグインの更新に失敗した時
今回はテーマの更新中にページ遷移したことで、メンテナンスモードが解除できない状態になってしまいましたが、プラグインの更新に失敗した時についての補足です。
プラグインの更新途中にメンテナンスモードが解除されなくなってしまった時。
「.maintenance」を削除してもダメなら、1度プラグインを無効化してみて下さい。
手っ取り早くプラグインを無効化する方法ですが、FTPソフトで
サーバールート > public_html > wp-content
まで進み「wp-content」の中にある「plugins」の名前を適当に変更すればOKです。
僕がやる時はすぐに戻せて分かりやすいように「-」や「_」をフォルダの前に付けています。これだけで全プラグインが読み込まれなくなり、無効化できます。
それでもダメならFTPで「plugins」内の該当するプラグインのフォルダを丸ごと削除してから、プラグインを再度インストールすればうまくいくかもです。
まとめ
以上、WordPressのメンテナンスモードを解除する方法でした。
やることは簡単で「.maintenance」をサーバー上から削除するだけです。
“現在メンテナンス中のため、しばらくの間ご利用いただけません。”の状態から進まなくなってしまった時の対処方法とも言えますね。