グーグルアドセンスの「ads.txt」の設置方法。ルートレベルのドメインとは具体的にどこなのか?

2021-09-09

ads.txtの設置方法_eyecatch

グーグルアドセンスの審査に無事通過した後、まず初めにやっておきたいのが「ads.txt」をサーバーに設置することです。

テキストファイルですが、広告用のセキュリティIDのようなものでパートナーサイトのサーバー上に設置してもらうことで広告詐欺を防ぐ役割があります。

公式サイトの説明にもある通り、広告詐欺の被害者になると収益に重大な影響が出る可能性がありますのでads.txtは必ず配置しておきましょう。

ダウンロードしたads.txtをpublic_htmlにアップロードするだけでOKです!
サーバー(Xserver)によってはサーバー管理画面にads.txtの設定があります。

ads.txtの設置方法

ads.txtの設置が完了していない状態でGoogleアドセンスにログインすると以下の文章が表示されます。

要注意-収益に重大な影響が出ないよう、ads.txtファイルの問題を修正してください。

ads.txtの詳細については他のサイト様にお譲りして、この記事ではads.txtファイルの設置方法を簡単にまとめます。

具体的な設置手順は以下です。

  1. ads.txtのダウンロード
  2. 自サーバーのルートディレクトリにアップロード
  3. 反映されるまで数日待つ
  4. 無事に反映されれば警告が消える

執筆時2021.9.9時点での設置方法です。
変更されている可能性があることをご了承下さい。

なお、設置方法は公式サイトのヘルプにも詳しく書かれています。

ads.txtをダウンロードする

ログインすると「要注意-収益に重大な影響が出ないよう、ads.txtファイルの問題を修正してください。」という警告が出ていると思いますので、まず自サイト用のads.txtをパソコンにダウンロードしましょう。

1.警告文の右側にある「今すぐ修正」をクリックします。

クリックすればads.txtの設置案内と簡単な説明が出ます。自サイトのドメイン名も表示されていると思いますので、ドメイン名を確認しておきましょう。

2.「ダウンロード」をクリックします。

ads.txtの設置方法_001

ads.txtはただのテキストファイル

するとads.txtというテキストファイルがパソコンにダウンロードされます。

ダウンロードしたファイルはそのまま使用する

ads.txtの内容は以下のようになっていると思います。

 ads.txt
google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0

ダウンロードしたads.txtはアカウントIDごとに専用のものが作成されていますので、編集せずに使用します。

ざっくりした内容は以下です。

  • google.com:広告配信元のドメイン
  • pub-0000000000000000:パブリッシャーID(アカウントID)
  • DIRECT:アカウントの種類
  • f08c47fec0942fa0:認証機関での広告識別ID

編集する必要がないので気にしないでOKです。

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サーバールートにads.txtをアップロードする

続いてダウンロードしたads.txtファイルを自分のサーバー上に設置します。
ここで「ルートレベルのドメイン」という指定がありますが、専門用語で初心者の方には分かりにくいと思います。

ルートレベルのドメインとはサーバーの公開フォルダの一番トップ(上層)です。

  • フォルダ名で言うと「public_html」です。
    (htdocsとその他2つ呼び方がありますが…)
  • Wordpressを使っている人は「wp-content」があるフォルダです。
  • URLだと、うちでは「https://sologaku.com/ココがルート」です。

この中にads.txtをアップロードすれば設置は完了です。

cPanelのファイルマネージャーを使う

現在、国内および国外のサーバーの多くでcPanelというサーバーのコントロールパネルが採用されています。cPanelが使えるなら「ファイルマネージャー」を使ってads.txtをアップロードすることが出来ます。

手順は以下です。

  1. (サーバー会社から)cPanelにログインする。
  2. ファイルの欄にある「ファイルマネージャー」を開く。
  3. public_htmlを開く。
  4. 画面上部のアップロードをクリック。
  5. ads.txtを画面にドラッグ&ドロップ。

以上でアップロードできます。

ads.txtの設置方法_002

cPanelファイルマネージャーを使ったファイルのアップロード機能

Wordpressの方はpublic_htmlにアップロードすればOKです。
(マルチサイトなど特殊な構造にしている方は除く)

FTPソフトを使ってアップロードしてもOK

パソコン内にインストールしたFTPソフトでサーバーにログインしてads.txtをアップロードしてももちろんOKです。

ads.txtの設置方法_003

filezillaでのアップロード画面

public_htmlを開いてその中にファイルをドラッグ&ドロップするだけですね。
これが分かる人は苦労しないと思うので割愛します。

ads.txtが反映されるまでの時間

サーバーにきちんとads.txtを設置しても反映されるまで時間がかかります。

当サイトでは反映されるまでに2日と少しかかりました。
無事にads.txtが反映されるとログイン後の画面の警告は自動で消えます。

「今すぐ修正」とあるので本当に設置方法があっているのか気になるところですが、とりあえず待ってください。
なお、公式サイトのヘルプには以下のような記述もあります。

注: 変更が AdSense に反映されるまでに数日かかる場合があります。サイトの広告リクエストが多くない場合は、最長で 1 か月ほどかかることがあります。

広告リクエストが多くない=アクセス数が少ない場合と思ってよいかと思います。

通常、以下のようなURLにアクセスしてads.txtの内容が表示されていれば設置場所は間違っていないはずです。(これはサーバーにアップロード後すぐに確認可能)

自サイトのトップページのURL/ads.txt

不安な方は上記のURLにアクセスして、実際にads.txtが表示できるかどうか?を確認しておくと安心です。ads.txtが表示できているなら、そのまま数日~最大1カ月待てば今回の通知がアドセンスの管理画面から勝手に消えます。



まとめ

グーグルアドセンスのads.txtを設置する方法でした。
分かる方には簡単な内容なのですが、ルートレベルのドメインに設置ってどこ?と思われる方もおられるかと思いますので記事にしてみました。

簡単に設置でき、これといったデメリットもないので是非設置しておいてください。
なお「ads.txt」はサーバー上にずっと残しておく必要があるので、警告が消えたからと言ってサーバー上から削除してしまわないようにしましょう。

ではではこのへんで・w・

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ザキ

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プログラミングに興味があり情報系の大学を卒業。

新卒で社会人になるも数年で退職し今はフリーランスとして生きています。

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