Xserver(エックスサーバー)でPHPのバージョンを変更する方法です。
Xserverではドメインごとに、サーバーで使用するPHPのバージョンを簡単に、すぐ切り替えることが可能です。
最新のPHPに切り替えることで、サーバーの高速化やセキュリティーサポートの面でメリットがあるので、可能なら最新Verに変更しておきましょう!
PHPのバージョン変更は「サーバーパネル>PHP Ver.切替」から行えます。
この記事の目次
XserverでPHPのバージョンを変更する方法
2020年11月にリリースされたPHP8は、今はほとんどのレンタルサーバー会社で使えるようになってきており、XseverでもPHP8の安定バージョンが使えます。
また、少し前まで主流だったPHP7.4のセキュリティーサポートの期限が2022年11月時点ですでに終了しているため、可能なら新しいPHP8に切り替えるべきです。
参考
現在のWordPressのPHPの推奨バージョンはPHP7.4ですが、WordPressは既にPHP8に対応しており、PHP8.xでエラーが出ることはありません。
そんなこんなで僕がXserverで運営するサイトのPHPバージョンをPHP8に変更してきたので、PHPの切り替え手順を今更ながら記事にしたいと思います。
PHPバージョンの切り替え手順
早速ですが、XserverでPHPのバージョンを変更する手順は以下の通りです。
PHP切替手順
- Xserverにログインする:サーバーパネル:ログイン
- ドメインを選び、サーバーパネルから「PHP Ver.切替」に進む
- PHPを変更するドメインを選ぶ
- 変更するPHPのバージョンを選んで変更する
たったこれだけです。Xserverではすごく簡単にPHPのバージョン変更ができます。
PHPの切り替え手順はXserverの公式マニュアル(↓)にも載っていますが、当記事ではもう少し詳しく解説していきたいと思います。
外部リンク
【Xserver公式マニュアル】
PHPのバージョンについて | レンタルサーバーならエックスサーバー
では早速参りましょう・w・
Xserverにログインする
PHPの変更はサーバーパネルから行うので、まずXserverにログインします。
今回の作業の場合、Xserverアカウントにログインしてからサーバーパネルを開く方法か、直接サーバーパネルにログインする方法かの2通りのがあります。
どちらの方法でもOKなので、とにかくログインしましょう。
上記のURLのどちらかを開いてXserverアカウントにログインします。
Xserverアカウントのログイン情報はサーバーパネルの方でも使えるので楽です。
外部リンク
上記のURLは2021年に新しくなったものに対応しています。
参考:各管理ツールにおけるログインページURLの変更について - 2021/10/27 | レンタルサーバー【エックスサーバー】
サーバーパネルから「PHP Ver.切替」に進む
PHPバージョンを変更したい対象の契約(ドメイン)のサーバーパネルを開いたら、メニューの「PHP Ver.切替」に進みましょう。
PHPという項目の所に「PHP Ver.切替」というのがあるはずです。
PHPのバージョンを選んで変更する
続いて、PHPを変更したいドメインを選択します。(例:example.com)
一般的なサイト構成ならここのドメインは「xs123456.xserv.jp」というのではなく、自分がインストール(契約)したドメイン名になるはずです。
PHPバージョン切替の画面が開くので、あとはプルダウンメニューから使用したいPHPのバージョンを選んで「変更」を押しましょう!
ポイント
バージョンの横に(推奨)の文字がある最新のPHPを選ぶようにしましょう!
(PHPは数字が高ければ高いほど新しく、高速です。)
「変更」ボタンを押せば、すぐに新しいPHPに切り替わります。
これでPHPのバージョン変更作業は終了!とても簡単でした・w・
PHPのバージョン変更後は動作確認を行う
XserverのサーバーパネルからPHPを変更したら、実際に自分のサイトが変更後のPHPで動作しているか確認しておきましょう!
PHPのバージョン確認方法はWordPressを使っている人なら簡単で、
WordPress管理画面 > ツール > サイトヘルス
を開いて「情報タブ > サーバー」に進めば確認することが出来ます。
WordPress以外の人は以下の記事(↓)も参考にどうぞ!
- サイトのPHPバージョンを確認する方法。[WordPress対応]
続きを見る
使用中のPHPのバージョンはphpinfoなどでも簡単に確認することが可能です。
PHP8への切り替えでエラーが出ることも...
PHP8は従来のPHPに比べるとエラーチェックが厳しくなり、PHP7.4ではただの警告だったコードが致命的なエラー(Fatal error)になることも珍しくありません。
そのため、PHPのバージョンをPHP8に切り替えたとたんサイトがエラーまみれになることも...。こうなってしまう場合はデバッグとコードの改修が必要になります。
(PHPのバージョンを変更前の状態に戻せばサイトは元通りになります。)
記事冒頭に書いた通り、今現在のWordPress6.x.xはPHP8に対応しており、デフォルトの状態でエラーが出ることはありません...なのでWordPressサイトでPHP8でエラーが出るようならプラグインかfunctions.phpあたりに原因があることが多いはずです。
自分で対処できない時はプロに任せるのが良いと思います。
古いバージョンのPHPを使い続けてもこの先良いことはありませんからねぇ~...。
まとめ
以上、XserverでPHPのバージョンを変更する方法でした。
画像を付けて説明してきましたが、公式マニュアルにもある通り簡単です。
そうそうPHP8と言えばJITコンパイラという新しい機能が実装されています!
WordPressではそんなに速くならないらしいですが、PHP8に切り替えたのなら、同時にONにしておくことをお勧めします。
ではではこのへんで・w・