Wordpressの目次プラグイン「Easy Table of Contents」で目次が表示されない時に確認すべき内容をまとめました。
大抵の原因は見出し(Hタグ)が表示条件分使用されていない事と、プラグインのCSSが読み込めていないことにあります。
ページ内にHタグを適切に使用しているにも関わらず、目次が表示されない時はプラグインの設定を再確認しましょう。
目次の表示に関わる設定のポイントは大きく4つ!画像付きで解説します。
この記事の目次
Easy Table of Contentsが表示されない原因
早速ですが、Easy Table of Contentsで目次が表示されない主な原因は以下です。
- 投稿内のHタグの個数が足りていない。
- 投稿内のHタグがPタグなどになっている。
- 有効化するページが適切な設定になっていない。
- プラグインのCSSが読み込まれておらず、非表示になっている。
目次が表示されない原因はほとんどがプラグインの設定ミスです。
プラグインの性質上、Easy Table of Contentsは他のプラグインやテーマと干渉する事はほぼありません。
目次が表示されないといってもEasy Table of Contentsの場合は、
- 目次ユニットが全く表示されない時
- "目次"というラベルしか表示されない時
というように2つの状況があります。
ではそれぞれ詳しく見ていきましょう・w・
目次が全く表示されない時の確認
まずは目次ユニットが全く表示されない場合の確認事項です。
上の画像のような場合ですね。
こうなる時はEasy Table of Contentsの目次出力の条件を満たしていないことが主な原因です。
確認事項1.記事中のHタグは足りているか?
Easy Table of Contentsの設定画面には「表示条件」という項目があります。
これは記事中に見出し(Hタグ)が何個以上あれば目次を表示するかの設定です。
1~10以上という条件を設定することが出来ます。
この個数以上のHタグを記事中に使用していない場合は目次が表示されません。
また、この個数のカウントは設定画面にある「見出し」という項目にチェックを入れたHタグのみが使用されます。
極端に言うとH1タグのみにチェックを入れている状態だと、記事中にH2,H3,H4などの見出しを何個使おうが目次は表示されないという事です。
ポイント
- 表示条件:設定した数以上Hタグを使っているときに目次を表示する設定。
- 見出し:どのHタグを"数"としてカウントするかの設定。
確認事項2.ページごとの目次有効化設定
続いて確認したい設定が、目次を表示したいページを有効化しているかどうかです。
プラグインの設定画面にある「サポートを有効化」及び「自動挿入」の箇所で、目次を表示したいページでプラグインが有効になっているか確認しましょう。
初期設定では「投稿」にしかチェックが入っていないので、記事ページ以外の全てのページで目次を表示しない設定になっています。
固定ページに目次が表示されない時はこれが原因です。
確認事項3.見出しにHタグを使っているか?
これは初歩的なミスになりますが、見出しにHタグ以外(pタグなど)を使っていると「Easy Table of Contents」は目次の見出しとして認識しません。
例を挙げれば以下のような感じ…。
<!--以下のようならOK!--> <h1>これはH1見出しです。</h1> <h2>これはH2見出しです。</h2> <h3>これはH3見出しです。</h3> <!--以下のようならNG!--> <p>これはH1見出しです。</p> <p class="h2huu">これはH2見出しです。</p> <span>これはH3見出しです。</span>
Wordpressでは特にブロックエディターやクラシックエディターのビジュアルモードを使っていると、知らず知らずのうちにhタグがpタグに変更されていることがあるので注意が必要です。
また、テーマ側で用意されたHタグ風の装飾がされたpタグもダメです。
以上、記事に目次が全く表示されない時は「表示条件の設定」「Hタグの使用数」「見出しがHタグか?」の3点を確認しましょう!
"目次"というラベルしか表示されない時
続いて目次ユニットの"目次"というラベルしか表示されていない場合の確認です。
こんな感じです。
目次自体は表示されていますが、肝心の見出しが表示されていません。
こうなる時はプラグインのCSS(装飾)が読み込まれていないことが原因です。
ということで、設定でCSSの読み込みが無効になっていないか確認して下さい。
プラグインの「CSS」という項目にチェックが入っていれば外して下さい!
コレ、初期状態でチェックが入っていたような気がします。定かではありませんが…
特に「初期状態で目次を非表示」にしている時はラベルしか表示されません。
原因ですが、予めCSSで目次を非表示にしているものの、目次ユニットのCSS(装飾)が読み込まれないため、開閉ボタンすらも非表示になってしまうといった感じです。
Easy Table of Contentsは目次の開閉ボタンにWebフォントアイコンを使用しており、プラグインのCSSでこのアイコンを表示しています。
バグや不具合が報告されていないか確認する
2022/6/14の追記です。
Easy Table of Contentsの「バージョン 2.0.24.1」にて、特定の記事で目次が表示されないというバグが発生しました。
こちらのバグは当サイトでも確認できたのですが、目次が表示される記事と、目次が表示されない記事が混在して発生するという不具合です。
プラグインのバージョンが原因で目次が表示されないというのはレアケースだと思いますが、目次が表示されない時はEasy Table of Contentsの公式サポートページ(↓)でバグが報告されていないかも確認していただければと思います。
外部リンク
【Easy Table of Contentsサポートページ】
[Easy Table of Contents] Support | WordPress.org
サポートページは英語ですので、英語が苦手な方はブラウザの翻訳機能を使えばある程度読解できるはずです。
当サイトでは応急処置として1つ前のバージョンにダウングレードしました。
その時の内容は別の記事(↓)に書いていますので、Easy Table of Contentsの更新後に目次が表示されなくなった!という方はダウングレードするのも良いです。
まとめ
以上、Easy Table of Contentsで目次が表示されない時に確認したい内容でした。
記事のポイントを踏まえると、とりあえず目次を表示させたいなら、
- 表示条件の設定:1件以上
- 見出し設定:H1~H6の全てにチェックを入れる
- サポートを有効化、自動挿入:全てチェック
- CSSの読み込みチェックを外す
という設定にし、Hタグで作った見出しを複数書いただけの簡単なテスト記事を作成してプレビューすれば、ほぼ確実に目次を表示させることが出来ると思います。
無事に目次が表示されたら、設定を1つずつ元に戻していけばOKですね。
この記事の内容でもダメなら、他のプラグインを全て停止してみたり、別のテーマに変更してみるという作業を行えば、何が原因で目次が表示されないのかを突き止めることが出来ると思います。