「XML Sitemap Generator for Google」の更新履歴と不具合の履歴、仕様変更について備忘録がてらまとめます。
何かと問題が多く、WordPressユーザーを困らせてきたこのプラグインですが、2024/04/21にリリースされたVer4.1.21でバグが修正され、現在のバージョンでようやく実用できるレベルに戻ってきたところです。
別のプラグインを探していたり、ダウングレードして使用するか迷っている方の参考になれば幸いです。
Ver4.1.14~Ver4.1.18あたりまでは不具合が多く、炎上していましたが現在はバグ修正されているので普通に使えるようになっています。
この記事の目次
XML Sitemap Generator for Google:バージョン4.1.21で完全復活か?
WordPressのサイトマップ生成プラグインとして最もユーザー利用数が多いと言える「XML Sitemap Generator for Google」ですが、Ver4.1.14あたりからサイトマップが生成されなかったり、404 Not Foundになったり...と不具合を連発してきて今日に至ります。そんなこんなで、
- 結局今XML Sitemap Generator for Googleは使えるのか?
- 以前のバグがないバージョンはどれなのか?
が気になる人が多いと思いますので、こちらでプラグインの変更履歴をまとめます。
XML Sitemap Generator for Googleの不具合や対処法については過去に記事にしているのですが、執筆から半年経った今ようやくバグ修正がされて落ち着いた様子なのでこちらに新しく書こうと思いました。
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では早速参りましょう・w・
XML Sitemap Generator for Googleの不具合あり・なし一覧
早速ですが、当サイトで動作確認したところ不具合がある・不具合がないバージョンの一覧は以下の通りになりました。現在最新バージョンの「XML Sitemap Generator for Google」では不具合が改善されています。
プラグインのバージョン | リリース日 | サイトマップ生成の不具合 (※サイト環境によって異なる可能性あり) |
4.1.21(確認時最新ver) | 2024-04-21 | なし(当サイトで問題が無いことを確認) |
4.1.20 | 2024-04-14 | あり?(修正報告あり) |
4.1.19 | 2024-01-31 | あり?(修正報告あり) |
4.1.18 | 2024-01-12 | あり |
4.1.17 | 2024-01-05 | あり |
4.1.16 | 2023-12-18 | あり |
4.1.15 | 2023-12-14 | あり |
4.1.14 | 2023-12-05 | あり |
4.1.13 | 2023-08-04 | なし |
4.1.12 | 2023-08-02 | なし |
4.1.11 | 2023-05-19 | なし |
ポイントをまとめるとおおよそ以下の通りになります。
- 最新バージョン(Ver4.1.21)では不具合は起きず、完全に治った様子。
- サイト環境にもよるがVer4.1.14~Ver4.1.20は不具合が発生する。
- 過去のバージョンはVer4.1.13以前なら不具合は発生しない。
当サイトはずっとXML Sitemap Generator for Googleを利用してきましたが、Ver4.1.14に不具合があることを確認してからは、今までVer4.1.13を使っていました。
で、今年リリースされたVer4.1.21を再インストールしてみたところ、問題なくサイトマップが作成できたのでやっと最新バージョンに移行できたのが今という感じです。
というわけで現在「XML Sitemap Generator for Google」に大きな問題は無いと思われます。一応サーチコンソールや「https://サイトURL/sitemap.xml」を開いて自分でも確認しておいた方が良いとは思います。
バージョンによってサイトマップの構成が微妙に違う
「XML Sitemap Generator for Google」のサイトマップですが、どうもバージョンによって構成(ファイル階層)が異なるようなので、スクショを載せておきます。
昔のバージョンでは1ページにまとめられていた記事URLが、新しいバージョンでは複数のサイトマップに分割されていたりします。が、サイトマップ自体に問題は無いです。(サーチコンソールも複数のサイトマップに対応している)
Ver4.1.13以前(不具合が発生する前のバージョン)
不具合が発生する前の「XML Sitemap Generator for Google」では、
に月ごとの.xmlファイルが並べられており、この中に記事のURLが含まれる形です。
~/sitemap.xml
サーチコンソール
サイトマップ階層のイメージとしては以下のような感じ
┗/sitemap-pt-post-p1-2023-11.xml(2024/11に書いた記事群)
┗/sitemap-pt-post-p1-2023-12.xml(2024/12に書いた記事群)
┗https://example.com/my-post(投稿URL)
Ver4.1.14~Ver4.1.20あたり(不具合が発生するバージョン)
不具合が発生していたバージョンでは、
内でサイトマップが分割されており、その中の
に各記事のURLが入ります。が、この中に全記事のサイトマップが入りません。
つまるところこれが不具合、サイトマップの欠落です。
~/sitemap.xml
サーチコンソール
サイトマップ階層のイメージとしては以下のような感じ
┗/sitemap-musc.xml
┗/category-sitemap.xml
┗/post-sitemap.xml(これが空で404 Not Found、もしくは少なすぎる)
Ver4.1.21(不具合が修正されたバージョン)
最後に現在最新バージョンのVer4.1.21。
~/sitemap.xml
~/post-sitemap.xml
サーチコンソール
サイトマップ階層のイメージとしては以下のような感じ
┗/sitemap-musc.xml
┗/category-sitemap.xml
┗/post-sitemap.xml
┗/https://example.com/my-post1(投稿URL)
┗/https://example.com/my-post2(投稿URL)
┗/https://example.com/my-post3(投稿URL)
このようにXML Sitemap Generator for Googleのバージョンによってサイトマップの生成に差があるようです。
ただこれは気にする必要はなくて、サイトマップが複数に分割されていようが全ての記事がサーチコンソールの「検出されたURL」に含まれていればOKです。
まとめ
以上、何かと曰く付きの「XML Sitemap Generator for Google」のバグと仕様変更についてでした。
リリースされたバージョンのサイトマップの生成方法を眺めてみると、
- 以前のバージョン:1つのサイトマップに月ごとの記事を格納
- 不具合があるバージョン:サイトマップの分割&生成に失敗
- 現在のバージョン:投稿、カテゴリー、タグなどで複数のサイトマップに分割
という感じでしょうか。
結論を言うと色々不具合があったXML Sitemap Generator for Googleですが、それはもう過去の話かも。今現在はバグ修正されており定番のサイトマッププラグインに帰り咲いています。
やっとXML Sitemap Generator for Googleの更新停止から解放w
ではではこのへんで・w・