パソコンやスマホでPDFファイルを翻訳する方法についてです。
PDFファイルは各ブラウザで閲覧することが可能ですが、各ブラウザに備わっている機能の「日本語に翻訳」が基本使えません...。
そこで、Google翻訳・Googleドキュメントを使ってPDFを翻訳してみました。
パソコン版で解説していきますが、スマホからも同サービスで翻訳可能です。
この記事の目次
PDFを翻訳する方法
つい先日、必要だった資料が英語のPDFファイルだったので、日本語に変換しようと思ったのがきっかけです。今まではWebサイトと同じく、Chromeの右クリックから「日本語に翻訳」を押せば簡単に日本語に変換できると思っていました。
しかし、いざブラウザで翻訳してみようとすると「日本語に翻訳」が押せません...
PDFは直接翻訳できないんですね...という事でPDFを翻訳する方法を調べました。
調べたところ、PDFの翻訳方法として有名なのが以下のような方法でした。
- Google翻訳を使ってPDFを翻訳する(サイズ上限:10MBまで)
- Googleドキュメントを使ってPDFを翻訳する(サイズ上限なし)
- PDF編集ソフトや、オンラインサービスを使ってPDFを翻訳する
PDFに対応した編集ソフトは有料のものが多く、Google以外のオンラインサービスはアカウント登録をしないと使えない所が多かったです。
なので今回はGoogle翻訳・Googleドキュメントを使ってPDFを英語から日本語に翻訳する方法をご紹介します。この方法ならスマホだけでもPDFの翻訳が可能です。
では早速参りましょう・w・
事前準備:PDFファイルの準備
早速PDFの翻訳方法といきたいところですが、事前準備としてパソコン(スマホ)内にPDFを保存しておく必要があります。PDFをお持ちの方は次の項目まで読み飛ばして下さい!
インターネット上に公開されているPDFを保存する場合は、PDFを各ブラウザで開いた後、画面上のダウンロードアイコンを押せば保存できます。
上のスクリーンショットで言うと画面右上の保存ボタン()を押せばOKです。
あとはいつも通り保存先を指定して「保存」を押せばダウンロードできます。
今回はこちらの英語のPDFファイルを日本語に翻訳してみます。
PDF翻訳方法1.Google翻訳を使う
PDFの翻訳方法として最もお手軽なのが「Google翻訳」を使う方法です。
既にご存じかとおもいますが、無料でアカウント登録の必要もありません。
Google翻訳と言えば、英文の翻訳機能のイメージがある方も多いと思いますが、実はドキュメントファイルの翻訳機能もあります。
ポイント
Google翻訳では10MBまでのPDFを翻訳できます。
PDFのサイズが10MBを超えている方は次のGoogleドキュメントを使う方法で。
では早速Google翻訳でPDFを翻訳する方法を見ていきましょう!
Google翻訳にPDFをアップロードする
まずGoogle翻訳にアクセスします。
外部リンク
アクセスしたら、画面上部のファイルの種類のタブを切り替えます。
「テキスト」になっていると思うので「ドキュメント」をクリックしましょう。
続いて、翻訳する言語を選びます。
英語→日本語の場合は「言語を検出する」と「日本語」の組み合わせでOKでした。
言語を選んだら「パソコンを参照」を押して翻訳したいPDFをアップロードします。
翻訳したいPDFを選んで...
「翻訳」ボタンを押せばOKです。
これでアップロードしたPDFがGoogle翻訳によって翻訳されます。
翻訳したPDFをダウンロードして確認する
翻訳が完了すると「翻訳」ボタンが「翻訳をダウンロード」に変わります。
あとはこれを押して翻訳されたPDFをパソコンに保存すればOKです。
ダウンロードしたPDFはダブルクリックすれば各ブラウザで閲覧できます。
問題なく読めるレベルの日本語に翻訳されました!
なお、Google翻訳で翻訳されたPDFには“Machine Translated by Google”という文面が入ります。
Google翻訳によるPDF翻訳は10MBが上限
Google翻訳を使ってPDFを翻訳する際の注意点は以下です。
- アップロードできるPDFのサイズ上限は10MBまで。
- PDF内の画像は翻訳されない。
まずPDF内に画像が含まれている場合、画像は翻訳されません。
画像を翻訳したい時は、Google翻訳にある「画像」を選べば同じように翻訳することが可能です。
また、Google翻訳では10MB以上のPDFを翻訳することが出来ません。
10MBを超えるPDFをアップロードしようとすると、
この種類のファイルは、10MBを超えると翻訳できません
というエラーが出ます。
翻訳したいPDFファイルが10MBを超える場合は、Googleドキュメントを使って翻訳することが出来ます。
PDF翻訳方法2.Googleドキュメントを使う
Google翻訳を含め、PDFの翻訳サービスにはサイズ制限か、文字制限があり巨大なPDFの翻訳はできない事も多いです。そんな時はGoogleドキュメントを使ってPDFを翻訳してみましょう。
GoogleドキュメントにもPDFの翻訳機能があり、こちらを使えば容量の大きいPDFも翻訳することができます。ただしGoogleアカウントが必要です。
GoogleドキュメントでPDFを変換する方法は以下の通りです。
- Googleドライブに翻訳したいPDFをアップロード
- アップロードしたPDFをGoogleドキュメントで開く
- Googleドキュメントで翻訳機能を使う
Googleドキュメントから直接PDFを開く方法は分かりにくかったので、今回はGoogleドライブからGoogleドキュメントを開く形でやっていきます。
GoogleドライブのPDFをGoogleドキュメントで開く
まずはGoogleドライブにログインします。
外部リンク
続いて翻訳したいPDFをGoogleドライブにアップロードします。
アップロードしたらそのPDFを選択し、メニュー()から
「アプリで開く」>「Googleドキュメント」
を選んで、Googleドキュメントで開きましょう。
(該当ファイル上で右クリックしてもメニューが開けます)
Googleドキュメントの翻訳機能を使う
GoogleドキュメントでPDFが開いたら翻訳しましょう。
Googleドキュメント > 「メニュー」 > 「ドキュメントの翻訳機能」
を押します。
すると翻訳済みPDFのコピーを作るか?と尋ねられるので「翻訳」を押します。
ポイント
元のPDFは残り、翻訳されたPDFがGoogleドライブのルートに保存されます。
これで翻訳済みのコピーされたPDFがGoogleドキュメントで開きます。
Googleドキュメントの翻訳機能もGoogle翻訳を使っているので、翻訳結果は同じような感じです。しかし、こちらの場合はサイズ上限がありません。
PDFの翻訳サービス・ソフトについて
Google翻訳かGoogleドキュメントの翻訳機能を使うことで、ほとんどのPDFファイルが翻訳できると思いますが、他のサービスやソフトも紹介しておきます。
Google翻訳のように、翻訳したいPDFをアップロードすれば翻訳してくれるサービスには以下のようなサイトがありました。
外部リンク
PDFを翻訳してくれるオンラインサービス
- DeepL翻訳:高精度な翻訳ツール
- 無料のドキュメント翻訳ツール ⭐️ PDF ドキュメントをオンラインで翻訳
【DeepL】
【Doctranslator】
「DeepL」はアカウント登録なしで利用できます。若干翻訳処理が遅い気がします。
「Doctranslator」は翻訳後にログインが必要でした。
PDFを翻訳できるソフトもいくつかあるようです。
PDFを翻訳できるソフト
- PDFelement
- Microsoft Office Word
- T-400
これらは、どちらかというと法人向けの翻訳サービスなのかな?という感じでした。
やはり無料・アカウント登録なし・安全性を考えるとGoogleのサービスが優秀なのかなという感じですね・w・
まとめ
以上、PDFを翻訳する方法についてでした。
ファイルサイズが10MBまでのPDFなら、Google翻訳。
ファイルサイズが10MBを超えるPDFならGoogleドキュメント。
画像内の文字も翻訳したいならGoogle翻訳の「画像」を使うのが安定かと思います。
Google翻訳もGoogleドキュメントもオンラインサービスなので、スマホやタブレットからも利用できるので、是非活用していただければと思います。
ではではこのへんで・w・