スマートフォンのブラウザにもブラウザキャッシュ機能が備わっています。
ブラウザキャッシュを使っているとWebページの情報(一部)は一定期間ごとにしか取得されませんので、アクセスしたページが更新されていても古い状態で表示されてしまうことがあります。
SafariではURL欄の右側に表示されている↻マークを押せばページを更新できますが、この方法はキャッシュが残ったままでの更新になります。
このキャッシュを個別または一括で削除する方法と、ショートカットを利用してページをスーパーリロードする方法です。
Safariで常時キャッシュ機能をOFFにすることは基本的にできないようです。
キャッシュを使用したくない場合はプライベートブラウズを使いましょう。
スーパーリロードを多用する方はショートカットを作成する方法がオススメ!
2022.9.30記事更新
iOS16のリリースに伴い、ショートカットの作成部分を更新しました。
2022.3.23記事更新
スクリーンショットはiOS14のものですが、iOS15でもほぼ同じです。
また、ショートカット作成についてはiOS15で一部作業が不要になりました。
Safariでスーパーリロードする方法
Safariのブラウザキャッシュはスマートフォン内に保存されています。
こちらを削除することでページ情報がWebサーバーから全取得され、現在のページを読み込むことが出来ます。
また、パソコンのブラウザのようにページの更新時にキャッシュを無視するスーパーリロードを行っても同様に現在のページを読み込むことが出来ます。
ただスマホのSafariアプリにはスーパーリロード機能がないので、ショートカットアプリを使用してスクリプトを実行する必要があります。
Safariでスーパーリロード(キャッシュクリア)する方法3つ
- Safariの設定からキャッシュを個別に削除する
- Safariの設定からキャッシュを一括で削除する
- ショートカットを使用したスーパーリロード機能を作る
以上の方法を順番にご紹介します。
パスワードは別の場所に保存されているので消えません。ご心配なく・w・
Safari_キャッシュの個別削除
スマホ内に保存されているスーパーリロードしたいWebページのキャッシュを個別に削除し、アクセスした時に再度ページ情報を全取得する方法です。
キャッシュを個別に削除する手順は以下です。
- スマホにある設定を開く。
- 設定の中からSafariを選択。
- 画面の一番下の詳細に進む。
- キャッシュを削除したいサイトを探し、左にスワイプ、削除を押す。
沢山あると思うので画像のようにキャッシュを削除したいサイトのドメインで検索をかけると早いです。
キャッシュを削除したらスーパーリロードしたいページにアクセスするだけでOK!
ページ内容に変更があれば更新されます。
Safari_キャッシュの一括削除
続いてSafariに保存されているブラウザキャッシュを全て削除する方法です。
Safariが重たい場合やスマホの容量が圧迫されている場合はコチラでも良いかも。
- スマホにある設定を開く。
- 設定の中からSafariを選択。
- 履歴とWebサイトデータを消去。
- 確認画面が出るので消去する。
履歴やCookie(ショッピングカートの中身など)が消えます。
実際に削除しましたがパスワードは消えないため、あまり気になるところはありませんでした。
キャッシュが一つもない状態になると、画像のように文字がグレーアウトします。
スーパーリロード用のショートカットを作成する
iPhoneのショートカットアプリを使ってSafari専用のスーパーリロードプログラムを作っておけば、パソコンのブラウザのようにWebページ上ですぐにスーパーリロードを実行することが出来ます。
この方法はSafariで頻繁にスーパーリロードを使う人に便利な方法です。
ポイント
画像はiOS14のものです。iOS15で若干画面が変わりました。
iOS15でも手順はほとんど同じですが、6~10の作業は不要です。
iOS16で更にショートカットアプリのUIが変更されたので、別記事にしました。
最新のiOS16.xを使っている方は以下の別の記事(↓)に飛んで下さい。
- 【iOS16~】Safariをスーパーリロードするショートカットの作成方法。
続きを見る
iOS14、iOS15の方はこのまま読み進めていただければと思います。
では、ショートカットを作成しましょう。
「ショートカット」アプリは初めからインストールされているはずなので、別途インストールする必要はないはずです。
ショートカット
Apple無料posted withアプリーチ
入っていないという方はストアからインストールしてください。
「ショートカット」アプリを開いたら、手順は以下の通りです。
- 「ショートカット」アプリを開き、+を押す。
- +アクションを追加を押す。
- アクション一覧から「Web」を選ぶ。
- Safariの項目で「WebページでJavaScriptを実行」を選ぶ。
- プログラムコードを記述する。
以下のコードを画像の通りに記述する。コピペでOK!
(元からあるコードは削除し、以下のコードのみを記述。)
code
completion(window.location.reload(true));
注意ポイント
以下の手順6~10はiOS14の方のみ必要です。
iOS15の方は始めから「SafariのWebページ」となっており不要なはずです。
次に「Webページ」に対してを「ショートカットの入力」に対してに変更する。
- Webページを押す。
- Webページからショートカットの入力に変更。
- ショートカットの入力を押す。
- ショートカットの入力の中身を選ぶ。
- SafariのWebページを選ぶ。
iOS14ではココの作業が大事です!
Webページに対してのままだとWebページなしと出て実行できませんでした。
(iOS15では初めから「SafariのWebページ」という設定になっているようです。)
最後にSafariの共有シート(メニュー)に作成したスーパーリロードを表示するように設定を変更します。
- …を押してショートカットを編集します。
- 名前を入力し、Safariから呼び出すように設定する。(共有シートに表示をON、共有シートタイプで「SafariのWebページ」のみにチェックを絞る)
- Safariスーパーリロードの準備完了!
スーパーリロードの使い方
では実際に使ってみましょう!
スーパーリロードしたいWebページを開き、共有シート(メニュー)を開く。
作成した名前のショートカットが表示されているので押すとOK!
アクセス許可の確認画面が出ます。(サイトごとに初回のみ)
許可して問題ないですが、不安な方は関連記事↓をご確認ください。
一度ショートカットにスーパーリロード用のコードを追加しておくと次回から簡単にSafariでスーパーリロードが可能になります!
うん、便利!
まとめ
長くなりましたが、iPhone標準ブラウザであるSafariを使用してWebページをスーパーリロードする方法3つでした。
前半の2つはほとんどSafariのキャッシュ削除に関する記述になりました。
執筆後にアレですが、サイトのスマホデザインを確認する場合なんかだとプライベートブラウズでアクセスするのが一番手っ取り速そうな…
Chromeにもプライベートタブが用意されており、こちらもキャッシュを無視してページを閲覧することが可能です。