休止ファイル「hiberfil.sys」の場所と削除方法。Cドライブ直下に数GBのシステムファイル?@Windows10

休止ファイル「hiberfil.sys」の確認と削除方法_eyecatch

Windows10で高速スタートアップや休止状態を使うと使用される休止ファイル「hiberfil.sys」の確認方法と削除方法です。

ハイバネーションファイルと呼ばれるこのファイルは、ユーザーの作業内容(アプリの起動状態など)やドライバー情報を格納しているシステムファイルです。
このファイルを読み込むことにより、PCの起動を高速化しているのです。

ただCドライブ直下に作成されるうえ、数ギガの容量を使いますのでCドライブの容量が厳しい方は削除&無効化してもいいかもしれません。

「hiberfil.sys」を無効化(削除)すれば高速スタートアップや休止状態が使えなくなります。スリープは可能。
ただし、再度有効化するとファイルが復活するようです。(要確認)

hiberfil.sysの確認方法と削除方法

休止ファイルを確認します。
目視確認だけであればこちらの方法で確認が可能なのですが、この画面からは削除したり無効化したりすることができません。

休止ファイル「hiberfil.sys」の確認1

Windowsマーク > 設定 > システム > 記憶域 > システムと予約済み

休止ファイルは上記から確認することが出来ます。

Cドライブ内のhiberfil.sysを確認する方法

実はこのハイバネーションファイルはCドライブ直下(Cドライブを開いてすぐ)に自動作成されているのですが、隠しファイル&重要なシステムファイルという位置づけでありフォルダオプションを変更しないと見えません。

休止ファイル「hiberfil.sys」の確認2

「hiberfil.sys」を表示するようにフォルダオプションを変更する

まずCドライブを表示します。
続いてウィンドウ上部にあるタブの「表示」を選択。
隠しファイルにチェックを入れ、オプションを開きます。

休止ファイル「hiberfil.sys」の確認3

隠しファイル、フォルダを表示する設定

フォルダーオプションの詳細設定画面が開きます。
「表示」タブに移動し、隠しファイルを表示する設定になっているかチェック。

休止ファイル「hiberfil.sys」の確認4

システムファイルを表示する設定

そのまま詳細設定を下にスクロールします。
一番下に「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない(推奨)」というチェックがあるので、こちらのチェックを外します。

重要なファイルなので何でもかんでも編集したり削除しないでね!という趣旨の警告が出ます。はいをクリック。

休止ファイル「hiberfil.sys」の確認5

Cドライブ直下のhiberfil.sysが見えるようになった

以上の設定で休止ファイルがCドライブに表示されるようになります。
その容量6.37GB…なかなかの大きさですね・w・

保護されたオペレーティングシステムファイルは重要なファイルですので、必要がなくなったら先ほどのフォルダオプションのチェックを入れてシステムファイルを表示しないように設定しなおしておきましょう。

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hiberfil.sysの削除と無効化

先ほど「これらのファイルが削除または編集されるとコンピューターが操作できなくなる可能性があります」という警告が出ました。

少し心配ですが、休止ファイルに関してはユーザーの作業内容の保存、及び高速スタートアップに使用しているファイルなので削除しても問題ありません。

参考

再び休止状態を有効化すると同じ容量のhiberfilが復活しました。
あくまでこのファイルで保存用のスペースを確保しているといったところかな?
パソコンによって異なる可能性があるので参考程度にお願いします。

では早速削除!と思ってファイルを右クリックして削除を押しましたがダメでした。

休止ファイル「hiberfil.sys」の削除と無効化1

右クリック > 削除では消去不可能

全てのウィンドウを閉じてもダメ、バックグラウンドで使用されているようです。

コマンドプロンプトで削除&停止する

hiberfil.sysを削除するにはWindows付属のコマンドプロンプトを操作する必要があります。一行コピペして実行するだけなので、大丈夫です。

休止ファイル「hiberfil.sys」の削除と無効化2

コマンドプロンプトを立ち上げる

デスクトップ画面左下の検索窓に「コマンドプロンプト」と入力し、管理者として実行します。

管理者権限で立ち上げたら、コマンドを実行します。

休止ファイル「hiberfil.sys」の削除と無効化3

無効化コマンドの実行

 command
powercfg.exe -h off

と入力し、エンターを押す。(Ctrl+Vで貼り付けれます。)

何も表示されませんが、画像のように>が出て次の入力待ちになったらOKです。
コマンドプロンプトの×を押すか、exitと入力して終了します。

これで休止ファイル「hiberfil.sys」が削除され、自動作成も停止されます。

休止ファイル「hiberfil.sys」の削除と無効化4

休止状態が電源メニューから消える

休止状態を無効化している場合、電源メニューから休止状態が消えます。

また、ここでCドライブ直下を確認すると「hiberfil.sys」が削除されていました。

休止ファイル「hiberfil.sys」の削除と無効化5

さらにPCを再起動すると、先ほどのシステムと予約済みからも休止ファイルが消えていました。

休止ファイル「hiberfil.sys」の削除と無効化6

コマンド実行後のシャットダウン設定

更にシャットダウン設定を見てみると、「高速スタートアップを有効にする」と「休止状態」が消えていました。
hiberfil.sysを使用する項目が選べなくなったということですね。

hiberfil.sysを有効化する方法

休止状態や高速スタートアップを再度使用したくなった場合は、先ほどコマンドプロンプトに入力したコードの最期をonにするだけです。かんたん。

休止ファイル「hiberfil.sys」を有効化する1

有効化コマンドの実行

管理者権限でコマンドプロンプトを立ち上げ以下のコードを実行する。

 command
powercfg.exe -h on

コードを入力後、エンターを押せばOKです。

先ほど削除したhiberfil.sysファイルが同じ容量で復活していました。
電源メニューに休止状態が出ていない場合、再度Windowsのシャットダウン設定を変更する必要があります。



まとめ

Windows10で休止状態や高速スタートアップに使用されるシステムファイル「hiberfil.sys」の確認方法と削除方法のまとめでした!

筆者の環境では、削除(停止)後すぐに設定をONにし直したところ「hiberfil.sys」が全く同じ容量で復活していました。
Windowsアップデートの一時ファイルのように、月日が立てば自動削除されるのか、いつでも復活できるのか…ココはよく分かりません。

Cドライブの容量が気になる方は是非お試しください。

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ザキ

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プログラミングに興味があり情報系の大学を卒業。

新卒で社会人になるも数年で退職し今はフリーランスとして生きています。

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