Windows標準の画像編集ソフトであるペイントでモザイク処理する方法です。
ペイント自体にモザイク加工の機能はありませんが、少し工夫することで画像の一部を荒くし、モザイクのように加工することが出来ます。
モザイク加工ができる画像編集ソフトは沢山存在しますが、ペイントを使用すればこれらのソフトのインストールすら不要で簡単にモザイク処理ができます。
やり方は簡単でモザイク加工したい範囲を「縮小→元に戻す」だけでOK!
ペイントで画像にモザイクをかける方法
SNSやブログに画像をアップロードする時に画像の一部を隠したい時がありますが、1つの画像のみの加工でサクッとモザイク処理をしたい時、そのためだけに画像編集ソフトをインストールするのは面倒です。
そんな時はWindows標準のペイントを使ってモザイク処理すれば楽です。
この記事では以下の内容を解説します。
- 正方形にモザイクをかける方法
- 選択した範囲にモザイクをかける方法
- その他のポイントやモザイク強度について
では早速確認していきましょう・w・
加工したい画像をメニューの「開く」から開きます。
または、画像をペイント上にドラッグ&ドロップでも開けます。
正方形にモザイク処理
正方形にザックリとモザイクをかけてみます。
画像を開いたら画面左上の「選択」を選びます。
続いてモザイクをかけたい範囲をドラッグで選択します。
範囲を選択したらそのままドラッグで縮小します。
こんな感じですね。
その後、またドラッグで縮小前のサイズに戻します。
これで選択した画像の一部がつぶれ、モザイク加工ができました。
サイズ変更を使用してモザイク処理
先ほどの方法だと画像を元のサイズに戻す際にズレが生じてしまうことがあります。
そんな時はサイズ変更を活用しましょう!
先ほどと同様「選択」で加工範囲を選んだら…
画面左上の「サイズ変更」をクリックします。
続いて縮小時のサイズを入力します。
ここでは元のサイズの1/5にしてみます。
(縮小時のサイズは20%となります。)
後は縮小前のサイズと同じになるように戻してあげればOKです。
(サイズを1/5にしたので逆に5倍になるように500%と指定します。)
この方法でも先ほど同様モザイクがかけられます。
%による倍率変更のみなので選択範囲の画像がズレるといったこともありません。
選択した範囲にモザイク処理
先ほどは正方形にモザイクをかけましたが、自分で選択した細かい範囲にモザイクをかけることも出来ます。
ここでは例として、画像の指周りだけモザイク処理してみましょう。
モザイクをかける範囲を自分で選ぶには「選択」で「自由選択」を選びます。
「自由選択」ではマウスドラッグで線を引いて囲むことで、自分の好きな範囲を選択することが出来ます。
ここでは指の周りをぐるっと1週囲みました。
後は先述のやり方同様、縮小してから元のサイズに戻せば選択した範囲にモザイクをかけることが出来ます。
このように自由選択を使えば、人の顔や車のナンバーなどの場所にも丁寧にモザイクを入れることが可能です。
モザイク強度の調整方法について
最後にモザイク強度について備考です。
モザイク強度というのはモザイクのレベルで、どれくらいの強さでモザイクを施すかのことを言います。
画像編集ソフトによっては0~100の値で設定できるものもありますが、ペイントでは設定することが出来ません。
ただペイントでも、縮小するサイズを工夫すればモザイク強度の調整ができます。
例えば薄めにモザイクをかけたい場合…
画像の縮小時にサイズを絞り過ぎないようにします。
そのまま元のサイズに戻せば、モザイク強度は小さくなります。
ポイント
- しっかりとモザイクをかけたい場合は画像をうんと小さくします。
- 薄めにモザイクをかけたい場合は画像を少しだけ小さくします。
どの程度隠したいかに合わせてモザイク強度を調整しましょう。
まとめ
Windows標準の画像編集ソフトのペイントで画像にモザイクを入れる方法でした。
ペイント自体にモザイク加工という機能は備わっていませんが、工夫次第でこのようにサクッとモザイク処理を行うことが出来ます。
新たに画像編集ソフトをインストールすることなく、画像にモザイクがかけられますが、ぼかしのような加工や、もっと複雑な画像処理を行いたい場合は専用の画像編集ソフトをインストールする方が良いのは言うまでもありません…