Windows11でInternet Explorer(IE11)を起動する方法とインストールについて。

2023-01-25

Windows11-Internet Explorerの起動方法_eyecatch

Windows11でInternet Explorer(IE11)を起動する方法、及びIEのインストール方法やダウンロード先についてです。

ご存じの通り、現在のWindowsではInternet Explorerに変わって後継ブラウザとしての「Edge」が主流になっていますが、今のところIEも一応起動できます。

どうしてもInternet Explorerで開きたいページがある時などにどうぞ。

Internet Explorerを直接起動する方法と、ショートカットを作ってすぐに起動できるようにする方法の2つをご紹介します。

Windows11でInternet Explorer(IE)を起動する方法

Windows搭載パソコンの標準ブラウザとして、Internet Explorerが長いこと使われてきましたが、今現在は「Edge」という新しいブラウザに置き換わっています。

Internet Explorer 11 のサポートは 2022 年 6 月 15 日に終了しました

Microsoftの公式サポートにもある通り、IEのサポートは既に終了しているのですが、未だにInternet Explorerで開かないと見れないというWebサイトが残っています。

このようなサイトを見たい時は「Edge」で“Internet Explorerモード”を設定して閲覧するのですが、どうしてもInternet Explorerを起動したい時があるはずです。

そこで当記事ではWindows11でIEを起動する方法として、

  1. ファイルを指定して実行からIEを起動する方法。
  2. IEを起動する為の専用のショートカットを作成する方法。

の2つの方法をご紹介します。
また、記事の後半ではInternet Explorerのダウンロード先などもご案内します。

Internet Explorerモードについて

IEではなく、EdgeのIEモードでも良い!という人はコチラ(↓)。

Windows11はIEを起動してもEdgeが起動する

Internet Explorerを起動したい時、そのまま起動できれば何の苦労もないのですが…

Windows11ではInternet Explorerがパソコンにインストールされていても、IEを起動すればEdgeが自動的に起動(リダイレクト)するような仕様になっています。

例えば、Internet Explorerのインストールフォルダは

(C:)ドライブ > Program Files(x86) > Internet Explorer

となっており、ここに「iexplore.exe」というIEの実行ファイルもあります。

Windows11-Internet Explorerの起動方法_001

Internet Explorerの場所

この「iexplore.exe」をダブルクリックで実行してみると...

Windows11-Internet Explorerの起動方法_002

IEを起動してもEdgeが自動的に起動する

Internet ExplorerではなくEdgeが起動してしまい、IEが起動できません。

ただ幸いなことに、Windows11でもIEのコンポーネント自体はパソコン内にあるのでこれを少し工夫して呼び出せば、Windows11でもIEを起動することが出来ます。

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ファイル名を指定して実行からIEを起動する

Windows11でInternet Explorerをサクッと起動したい時、ファイル名を指定して実行を使えば簡単にIEを起動することが出来ます。

Internet Explorerをたまに使う場合は、この「ファイル名を指定して実行」を使って起動する方法が一番簡単で速いと思います。

では早速やり方を見ていきましょう・w・

Windows11-Internet Explorerの起動方法_003

Windowsマークを右クリック>ファイル名を指定して実行

デスクトップ下のタスクバーにあるWindowsマーク()を右クリックして出現するメニューから「ファイル名を指定して実行」を起動します。

ポイント

ファイル名を指定して実行はキーボードの「Ctrl + R」でも起動できます。

Windows11-Internet Explorerの起動方法_004

iexplore ○○ -embeddingと入力してOKを押す

ファイル名を指定して実行が起動したら以下のように入力してOKを押すだけです。

 ファイル名を指定して実行
iexplore bing -embedding

bingの所は何でも大丈夫なので、適当な検索ワードを入れればOKです。

Windows11-Internet Explorerの起動方法_005

Internet Explorerが起動した!

これでIEの実行ファイル「iexplore」が実行され、Internet Explorerが起動します。

コマンドについて詳しくは書きませんが「iexplore -embedding」だけでは起動しなかったので、何かしらの引数(検索ワード)を指定する必要があるようです。

IEを起動する専用ショートカットを作成する

続いて、Internet Explorerを起動する為のショートカットを作成する方法です。
ショートカットを作っておけばダブルクリックでいつでもIEが起動できます。

今となっては必要な方は少ないと思いますが、毎回のようにInternet Explorerを使う必要がある人はコチラの方法がお勧めです。

ではやり方です。

Windows11-Internet Explorerの起動方法_006

デスクトップで右クリック>新規作成>ショートカット

まずはショートカットを作成したい場所(デスクトップなど)で、

右クリック > 新規作成 > ショートカット

と進み、ショートカットを新規作成します。

Windows11-Internet Explorerの起動方法_007

どの項目のショートカットを作成しますか?
という画面が出たら、項目の場所に以下の内容を入力して次へをクリックします。

 ファイル名を指定して実行
"C:\Program Files (x86)\Internet Explorer\iexplore.exe" bing -embedding

※入力時、\が¥になっているか一応確認して下さい。パスは¥を使わないとダメです。

参考

Windowsならキーボードの

  • 「Ctrl + C」でコピー
  • 「Ctrl + V」で貼り付け

を使えば簡単にコピペできます。

Windows11-Internet Explorerの起動方法_008

ショートカット名は分かりやすい名前でOK!

次の画面でショートカットの名前をきめましょう。
これは自分が分かりやすい任意の名前でOKです。(ここではIE11と命名。)

名前を決めたら「完了」ボタンを押して作業終了です。

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これでデスクトップにInternet Explorerを起動する為のIE11というショートカットが作成できました。

Windows11-Internet Explorerの起動方法_010

あとはショートカットをダブルクリックすればInternet Explorerが起動できます。

やっていることは“ファイル名を指定して実行”の時と同じです。Internet Explorerの実行ファイルである「iexplore.exe」にフルパスでショートカットを作るだけです。

一応Windows11でInternet Explorerを起動する方法は他にも複数存在するようですが、以上の2つの方法が簡単で手間も少なめだと思います。

Windows11:Internet Explorerのインストール方法

最後にWindows11におけるInternet Explorerのダウンロードとインストールについて書いておきます。

先述の通りIEが入っていてもEdgeが自動的に起動するので、IE自体インストールしていないと思われがちですが、既にインストール済みという事も少なくありません。

Internet Explorerのコンポーネントは新ブラウザである「Edge」の“Internet Explorerモード”に使用されるので、基本的にはパソコン内に入っているものと思われます。

なので、Windows11でInternet Explorerがない...!という方でも1度、

(C:)ドライブ > Program Files(x86) > Internet Explorer

というフォルダの中にIEのファイルがあるかどうかをまず確認して下さい。

Windows11の場合は、Internet Explorerをパソコンにインストールしていても検索ボックスや、アプリ一覧には出てこないので注意しましょう。(詳しくは後述)

Internet Explorer(IE11)のダウンロード先

パソコン内にInternet Explorer自体をインストールしていないなら、Internet Explorer(IE11)は以下のMicrosoftの公式サイトから入手することができます。

外部リンク

【Microsoft Download Center】
Internet Explorer - Microsoft Download Center

今回は上記のリンク内の以下のダウンロードリンクから入手してみました。

外部リンク

【Internet Explorer 11のダウンロード先】
Internet Explorer 11 (64-bit)
※リンクを開くとすぐにダウンロードが開始されます

Windows11-Internet Explorerのインストール方法_011

DLしたInternet Explorerのインストーラー

今回ダウンロードしたInternet Explorerのインストーラーは「EIE11_JA-JP_MCM_WIN764.EXE」という名前になっていました。

Windows11-Internet Explorerのインストール方法_012

インストーラーを実行すればWindows11でも普通にInternet Explorerがインストールされます。

補足:Windows11ではIEが検索に出てこない

最後に、Windows11でInternet Explorerを使おうとした時に詰まった内容です。

というのもWindows11ではパソコンにInternet Explorerをインストール済みの状態でも、検索ボックスやアプリ一覧にはInternet Explorerが出てこないようです。

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Internet Explorerは検索ボックスでヒットしない

タスクバーにある検索から“Internet Explorer”と検索しても出てきません。

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アプリの一覧にもInternet Explorerは出ない

「アプリと機能」も同様で、“Internet Explorer”と検索しても出てきませんでした。

Windows11では、Internet Explorerをインストールしていてもアプリ、ソフトとしてヒットしないので大変ややこしいです。注意しましょう。

ここら辺を見てもIEは既に過去のブラウザですね...。



まとめ

以上、Windows11でInternet Explorer(IE11)を起動する方法と、IEのインストール方法とその補足についてでした。

あくまで今回は“何としても”Internet Explorerを起動する方法でした。
なので、IEを使う必要がないのであれば素直にEdgeを使って下さい。セキュリティー的にもInternet Explorerを使うのは良くありません...。

そもそもEdgeの“Internet Explorerモード”でさえ期限付きですので、この方法もいつまで使えるか分かりません。IEはWebエンジニア泣かせのブラウザになっているのでいずれ無くなります。はい。

余談ですが、EdgeのエンジンはChromeと同じ“Chromium”が採用されているためInternet Explorerとは似ても似つかない仕様になっていますね~。

ではではこのへんで・w・

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ザキ

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プログラミングに興味があり情報系の大学を卒業。

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