Xserverでは"サーバーパネル"からphpMyAdminにログインすることが出来ますが、ログイン時に必要な「ユーザー名」と「パスワード」の2つが分からない時が多々あると思います。
というのも、このログイン情報はサーバー契約時に自動的に設定された値を使用している場合が多く、契約時の確認メールなどにも載っていないからです。
この記事ではphpMyAdminのログイン時に必要なユーザー名とパスワードを調べる方法と、これを使ったphpMyAdminへのログイン方法をご紹介します。
XserverにWordpressをインストールしたサイトを想定した方法です。
この記事の目次
エックスサーバー:phpMyAdminのログイン方法
まず始めに、XserverでphpMyAdminにログインする手順をおさらいします。
Xserverにはサーバー管理ツールとして「サーバーパネル」という画面があります。
これはXserver独自のシステムで、サーバーパネルからサーバーに関する色々な操作を行えたりします。
今回のテーマであるphpMyAdminの管理画面もこのサーバーパネルから開けます。
具体的な手順は以下です。
- Xserver サーバーパネルにログインする。
- メニューから「phpmyadmin(MariaDBxx.x)」に進む。
- phpMyAdmin用のユーザー名とパスワードを入力する。
- phpMyAdminの管理画面が開く。
なお、このサーバーパネルはXserverアカウントにログインした後、"サーバー管理"というボタンを押しても開くことが出来ます。
(アカウントのログインページは以下↓)
外部リンク
【Xserver公式ログインページ】
Xserverアカウント - ログイン | レンタルサーバーならエックスサーバー
このようにログインするまでの流れは簡単です。
が、「ユーザー名とパスワードの入力」で多くの人がphpMyAdminにログインできずに詰まるはずです…
実はこのログイン情報は一目で分かるところに載っていないのです。
ということでこの記事を書きました。本題に入りましょう・w・
phpMyAdminにログインできない原因
XserverのphpMyAdminにログインできない原因として多そうなのが、ログイン時のユーザー名とパスワードが間違っている。または、分からないという内容です。
サーバーパネルのメニューから「phpmyadmin(MariaDBxx.x)」を押すと画像のようなログインフォームが出ます。
ここでユーザー名、パスワードを間違えて入力していると、いくらログインを押してもページが先に進まず、ログインできません。
このログインフォームでは"入力内容に誤りがあります"といった警告文が一切表示されないようで、ログインを押してもユーザー名とパスワードが消えるだけです。
(これはphpMyAdminの仕様だと思われます。)
このような状況の時はそのログイン情報がデータベース用のものか確認して下さい。
こちらの内容は、公式サポートのよくある質問にもありました。
phpMyAdminへは、該当データベースに設定したMySQLユーザーIDとパスワードでログインができます。
※サーバーパネルやFTPにログインする際に使用する「サーバーID/パスワード」ではログインは行えませんのでご注意ください。
ややこしいですね。詳しく解説します・w・
phpMyAdmin用のログイン情報ってどれ?
Xserverでは契約時の確認メールに以下のログイン情報が載っていました。
- Xserverアカウント-ログイン情報
- サーバーパネル-ログイン情報
- FTP情報
大体どこのレンタルサーバーを契約してもこの3種類が用意されます。
ですがphpMyAdminのログインに使用する情報はこの3つのどれでもないのです!
phpMyAdminのログインに使用する「ユーザー名」と「パスワード」はデータベースに設定したものを使用します。
そんなの設定してない!
という声が聞こえてきそうですが、Wordpress簡単インストールなる機能を使ったりして自分でデータベースを1から作成していない限りは自動的に決められています。
自動的に決められ、確認メールにも載っていないログイン情報が必要なのです。
という事でデータベースに設定してあるユーザー名とパスワードを調べましょう!
初心者の方には少し難しいかもしれませんが、サーバー上の「wp-config.php」というファイルの中身を見れば調べることが出来ます。
phpMyAdmin用のログイン情報を調べる方法
Wordpressに使用される「wp-config.php」内にはサイトで使用するデータベースへの接続情報が記述されています。
この中身のユーザー名とパスワードを確認しましょう。
wp-config.phpを開くには、Xserverのファイルマネージャーを使うと楽です。
Xserverの管理画面から直接ファイルにアクセスすることが出来るからです。
具体的な手順は以下です。
- Xserverの契約管理ページにログインする。
- ログイン後、画面の"ファイル管理"ボタンを押す。
- ファイルマネージャーが開く。
- ドメイン名>public_html>wp-config.phpを見つける。
- wp-config.phpを選択して編集→中身を見る。
もちろんFTPソフトで直接DLして見てもOK!
大体のサイト構成ではwp-config.phpはpublic_htmlの中にあると思います。
「wp-admin」「wp-content」「wp-includes」などのファイルと同じ階層です。
(確定で言い切れないのがつらいところですが…)
wp-config.phpを見つけたら開いてみて下さい。
wp-config.phpの中身を確認する
無事にwp-config.phpを開けたら、MySQL設定の所を確認します。
データベースのユーザー名、データベースのパスワードの2つがそれぞれphpMyAdminのログインに使用するユーザー名とパスワードです。
wp-config.php // ** MySQL 設定 - この情報はホスティング先から入手してください。 ** // /** WordPress のためのデータベース名 */ define( 'DB_NAME', 'ココは関係なし!' ); /** MySQL データベースのユーザー名 */ define( 'DB_USER', 'ココがphpMyAdminのユーザー名' ); /** MySQL データベースのパスワード */ define( 'DB_PASSWORD', 'ココがphpMyAdminのパスワード' );
こんな感じです。
あとはXserverのサーバーパネルから「phpmyadmin(MariaDBxx.x)」に進み、データベースのユーザー名とパスワードを入力すればOK!
無事にphpMyAdminの管理画面が開ければOKです!
お疲れさまでした。
ちなみにphpMyAdmin管理画面の左側にはデータベース名が表示されます。
information_schemaは関係ないので、その下が自分のデータベース名です。
豆知識
データベースが進化してMySQLからMariaDBという名前になってます。
操作感は変わらないのでどちらの名前でもデータベースのことなんだ!
と思っておけばいつか何かの役に立つかもしれません。
まとめ
Xserver(エックスサーバー)でphpMyAdminにログインする方法でした。
phpMyAdminにログインできない時は、入力しているログイン情報がデータベースのものか確認しましょう。
(今回ログインできない原因はこれくらいしか考えられませんでした…)
アカウントにコントロールパネルに、FTPソフト、そしてphpMyAdminとそれぞれにログイン情報があるので余計ややこしいね・w・
余談ですが、サーバーのコントロールパネルにcPanelというソフトを使っているホスティング会社も多く、この場合はcPanel内にあるphpMyAdminを押せばログイン情報の入力無しでログインできます。
ひとこと
Wordpressを使用していなく、wp-config.phpが確認できない!という方はMySQLに新規ユーザーを追加してパスワードを設定することでもなんとかなりそうです…
(XserverのサーバーパネルからMySQLのパスワード変更もできるようです。)